新・初心者の為のチャートテクニカルクリニック 第1章 C-1 MA(移動平均線)①

はじめに このマガジンについて

この記事は、以前はてなブログの方で展開しておりました、「初心者の為のチャートテクニカルクリニック」ならびに、オリジナルツールのユーザー様フォローとして、ディスコ―ドで展開しております、「月一講義」の内容を再編、加筆訂正し、トレード必須の基礎的テクニカルについての知識と実戦においての使い方、考え方を、回を分けて解説していきます。

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移動平均線とは何か?


株やFX、あるいは仮想通貨、何でもいいのですが凡そ投資(あるいは投機)を始め、チャートを覗くと、おそらく誰もが真っ先に目にするインジケーターである、移動平均線。
 
実は私がFXを始め、最初に通年で勝てるようになったのが4年目。それから曲がりなりにも勝てるようになってきたのは、実はこの移動平均線をとことん追求し始めたからです。

MA1本表示のチャート

MAとは非常にシンプルなインジケーターですが、実に奥深いインジケーターでもありますので、細かく追及すれば、これまた奥が深いですので、沼にはまらない程度に、実戦的解説を心掛けたいと思います。

では、まず簡単に移動平均線とは何かを単純移動平均線で説明します。
 

単純移動平均線(適用・終値)とは


表示した時間足の、期間あたりの本数の足の、終値の平均値のグラフ
これだけです。
 
期間20 単純移動平均線 (適用終値)が示す値は、(現在足も含め)過去20本分のロウソク足の終値の平均値
 
このような理解で構いません。

MAの種別・期間


MA(移動平均線)には、単純移動平均線(SMA)、指数平滑移動平均線(EMA)他種類があります。
EMAはSMAより値動きにより敏感に反応しますが、はっきり言ってどれがいい悪いはありませんし、あまり気にする必要はありません。

ただし、私は以前SMAを中心に使っていましたが、現在はある理由でEMAを使っております。理由は次回記事で述べます

MAの期間
MAの期間については、これまたこだわりを持つ人が多いですし、これまた使えるのであれば何でもいいですが、経験上、表示しておいた方が良いと私が考える期間というのはあります。
 
最重要  20/200
次に重要 14/52/120(52は50でも55でもいいです)
使い方によっては役立つ 5/(7)75
では、3つだけ選べと言われたら?
1位 EMA20 2位 EMA200(付属でSMA200)3位 EMA120 この3本です。でも52も表示しますね。

※ 期間5/20/52/120/200のEMA表示チャート

MAの持つ3つの重要な役割


1 値動きのガイド機能(環境認識など)
2 レジサポ機能
3 乖離発散の始点・収束の終点
 
この章の目的はレジサポですので、今回はレジサポ機能とガイド機能を中心に実戦に即した形での使用法を解説していきたいと思います。
いざ、参ろう!

EMA20を軸とした私のチャート分析法

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