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【タロット解説】使いやすいカードの選び方と必要知識について

割引あり

使いやすいタロットカードの選び方と、ざっくりとした種類分けについてまとめてみました。

特にタロットカードを理解して使いこなす方法について書かれているので、タロット愛好家の方やプロの占い師の方に特に読んでほしいです。

【超重要】タロットの選び方について

かわいいと思って買ったタロット、使いこなせている?

タロットはインスピレーションを使う占術であるため、自分が可愛いと思った図柄のものなら何でも良いと思われがちです。

しかし、好みの絵柄のタロットを手に取ったのは良いものの、結局使いこなせずに挫折してしまう方もかなり多くいるのではないでしょうか。

それはなぜかというと、
タロットの図柄の違いで作られてきた歴史や背景の解釈が変わってしまうから。

現在、本屋で出版されているほとんどのタロットはライダー版を元にしているのですが、Amazon等で買える外国製のタロットは、ライダー版でなくヴィスコンティ版、マルセイユ版を元にして作られたものもあったりします。

どんなに気にいったカードでも、そのカードがヴィスコンティ版、マルセイユ版、ライダー版のどれにあたるか見極めてそれぞれの読み方の解釈を変えなければ的確なリーディングは出来ません。

裏を返せば、この三種類のタロットの違いを抑えてリーディングをすることが出来れば、大抵のインディーズ版のタロットでも読みこなすことができるので、是非ともおさえておいてもらいたいです。

タロットの種類について

主に流通しているタロットについて、年代別にまとめてみました。

1枚ずつのタロットの意味を書くと膨大な量になるため、概要だけをまとめています。
詳しく知りたい方は参考書籍について紹介しているので良かったら読んでみてください。

・ヴィスコンティ版


ヴィスコンティ版  愚者



1440年〜1500年頃に登場したタロットの原型となったイタリアの貴族が遊ぶときに使用したカード。
当時は占い用ではなく貴族たちが自身の教養や財産を誇示するために贈り物として使用していたようです。
当時呼ばれていた名前はTrionfi(トリオンフィ)
モチーフを読み解くためにはキリスト教的な教養が必要になります。

おすすめの本
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・マルセイユ版


マルセイユ版  愚者

1500年〜1700年後半に広まったフランスで広まった庶民のカード。
木版画が作られて爆発的に広まり、一般人にも手が届くようになりました。
ゲーム、賭博、占いに使われるようになり、いかがわしい雰囲気が一気にするように。
歴史小説や映画で見るジプシーが使っているものがこのタロットにあたりますね。

おすすめの本
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・ライダー版


ライダー版  愚者



1800年〜現在で主要になっているカード。
イギリスの秘密結社「薔薇十字団」が作ったと言われています。
宗教、古代文明、神秘主義、心理学、カバラなどさまざまな思想が取り入れられているため、かなりオカルティックな雰囲気です。
78枚全てが絵札なのが特徴なため、小アルカナを覚える際にとても使い勝手が良いです。

初心者はまずこのライダー版から手に取ることをおすすめします。

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・その他

トートタロット

20世紀最大の魔術師と呼ばれるアレイスター・クロウリーが作成。
エジプトの書記神、トートの知恵の書がモチーフとされています。
主に魔術愛好家が愛用している印象。
カバラ、西洋占星術、ヘブライ文字、錬金術のモチーフも散りばめられているため、オカルトの知識がある人や月刊ムーが好きな人はハマると思います。

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OSHOタロット

通称OSHOと呼ばれているチャンドラ・モハン・ジャインという名の瞑想指導者の発言から作られたカード。
(作ったのは後世の人)
禅や東洋の思想、ヨガの考えも取り入れられているため使いこなすにはやや時間のかかるタロットです。
作成者いわく「タロットの1段階上から世界を読み解くカード」とのこと。

ヒーラーの方が多く手に取っている印象。
ちなみに解釈はだいぶスピっていますが、解釈の幅が広いため実践に落とし込めればかなり頼れる相棒となってくれます。

ただし、このカードを使いこなすためにはOSHOの言葉を読み解く必要があるので、著作を何冊か読んで理解を深める必要があります。

おすすめ本
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占い師を守るために占術はある

ここから先はとても重要な知識となるので有料とさせていただきます。


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