今日と明日の狭間

もう戻る事の出来ない
もどかしくも歯痒い思い
狡賢く 世界を見渡せば
突き進む道もあったのだろうか

唐突に湧き出る思いに
ささやかなる希望を抱き
咲き乱れる花々と共に
得体の知れない深淵の
坩堝へと誘われる

悲しみの向こうに何が有るのか
楽をすることを覚えた心の先に
堕落した人生を送る自分を見付け
いたたまれずにその場を逃げ出す

時間が過ぎても心は癒されず
横道に逸れてしまった この人生を
恨み妬み また闇の中へと

ぶつかる壁の向こうを目指し
誰かの背を借り壁をよじ登る
ようやく登り終えたその壁は
嘘のように低く思えた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?