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20210322長文、しかも誤字脱字あるかもw

俺が一番好きな競走馬。
それは、
トウショウボーイ
彼が俺を競馬の世界に導いたと言っても過言ではない。

1977年 有馬記念。
多分、NHKだと思うのだけれど、
競馬番組が放送されていなかった富山でも見ることが出来た。
このレースは最初から最後まで、ライバルのテンポイントと激しいマッチレースを繰り広げていた。
まるで他の馬は存在しないかのように、
お互いがお互いしか眼中にないようなレースだった。

俺はまだ8歳。
それまで競馬なんか知らなかった。
偶々点いていたテレビに、偶々有馬記念が映っていた。
本当に偶然で、日曜の夕方手前なんか、何処かへ遊びに行っててもおかしくない時間帯。
何処にも行かずに家に居た。しつこいようだが、本当に偶々なのだ。

テレビに映し出されていた馬は、とても綺麗に輝いていた。
俺は1頭の馬に見惚れていた。
鹿毛の馬体がピカピカに光ってた。
テレビに釘付けになって、食い入るように見ていた。
レースの事や、テンポイントがライバルだったとかは、
大人になってから知ったことだが、兎に角、テレビに夢中だった。

中学や高校時代にはプロレスに夢中になったため、
競馬の事は忘れてしまっていた。
当時はタイガーマスク人気が非常に高く、俺もタイガーマスクに惹かれていた。

大人になって、ファミコンで競馬のシミュレーションゲームが発売された。
その時に、ふと子供の頃にテレビで見たトウショウボーイを思い出し、
そのファミコンソフトを購入した。
その中には、種牡馬として彼は居た。
俺は彼の子供ばかりを生産しては走らせていた。
彼のことをもっと知りたくなり、図書館で競馬関連の本を探して読んだ。
そこで、彼の背景やライバル関係などを知った時、
更に更にトウショウボーイの事が好きになった。
レンタルビデオ店で競馬関連、特にトウショウボーイのレースが収録されているビデオを借りては見ていた。

そうこうしているうちに、他の競走馬もどんどん好きになって、
競馬そのものを好きになっていった。
その頃には富山でも競馬番組が放送されていたと記憶している。
日曜の15時になったら兎に角テレビで競馬中継を見ていた。
当時、中央競馬の全レースの放送は、ラジオしかなかったんじゃないかな?
しかも、短波ラジオ。
普通のラジオでは聞けなかったので、短波ラジオを買った記憶もある。

そして時代は過ぎゆき、インターネット時代に突入し、
ありがたいことに色々な動画サイトも出来たし、
ファンが作るホームページもたくさんあった。
過去のトウショウボーイのレース動画なども見ることが出来たのは、
ビデオでしか見たことのなかった俺にはとても嬉しい事だった。

今では色々な競走馬が好き。
もちろん、嫌いな競走馬も居るw
好きな騎手、嫌いな騎手。
好きな調教師、嫌いな調教師。
好きな馬主、嫌いな馬主。
そういったもの全部含めて競馬が好き。
競馬はギャンブルだから、馬券を買う時もある。
でも、買わないことの方が圧倒的に多い。
競走馬が死力を尽くして走っている姿に見惚れてしまうのだ。

実際の競馬場に見に行ったことも幾度となくある。
実際に見る競走馬はテレビで見る1億倍綺麗で可愛くて凛々しい。
特に地方競馬だと馬と観客の距離が近いから、競走中の馬はとても迫力がある。

俺は競馬が好き。
その競馬に導いてくれたトウショウボーイが最高に好き。
おそらく、これほどまでに好きになる競走馬は今後現れることはない。

トウショウボーイはスピードに勝った、実質先行型の脚質の馬だ。
他の馬よりもスピード能力が高い故、先頭に立つこともままあったが、
やはり本質的には先行脚質の馬だと思っている。

ゲームセンターにスターホースというメダルゲームがある。
初代から遊んでいたが、3になってゲーセンのメダルゲームからは卒業した。
が、そのスターホースで記憶に残る話がある。
スターホースが「2」になるとセガから発表があり、
某都会のゲーセンでロケテスト(発売前に客に実際遊んでもらって、その反響やバグなどを見つけるためのもの)があると聞き、
某都会までわざわざ遊びに行った。
そこで見たスターホース2は、レース画面がとても綺麗で、
実際の馬・・・とまではいかないけれど、より近くなった。
過去の名馬たちが一堂に会し行われるレースもあった。
その中に、トウショウボーイ、彼の姿もあったのだ。
そして彼の脚質は「逃げ」と設定されていた。
競馬のゲームを作っている方々は知識も造詣も深い方々ばかりだと思う。
それでも俺は納得は出来ずに、セガに対して「トウショウボーイの脚質はあくまでも先行であり、決して逃げではない」との投書を行った。

正式に発売され、地方のゲーセンにもスターホース2が設置された。
もちろん、プレイしに行った。
そこで見たトウショウボーイは、先行に脚質が変更されていた。

俺の投書が脚質を変えさせた・・・と己惚れるつもりはない。
が、しかし、事実変更されていたのだ。
きっと、他にも同じ思いの人が投書したのであろう。
しかも結構たくさん。
そんな数人の投書で変更されたとは思えないから。
その時、俺と同じ思いの人がいる、それがとても嬉しかった。

時代は移り変わっても、まだまだトウショウボーイの事が大好きな人達が居ること・・・
それが今とても嬉しいことですかね^^

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