20201025祝!牡牝同時三冠!!と浮かれている人の日記

今日は競馬の菊花賞が行われました。
無敗での3歳三冠に挑んだコントレイルが勝利し、
日本競馬史上初の父子で無敗の三冠馬となった。
(コントレイルの父はディープインパクト)

また、先週行われた秋華賞でデアリングタクトが牝馬三冠をこちらも無敗で達成しており、
同年に牡牝同時に三冠馬誕生という日本競馬史上初の快挙となった。
両馬共に無敗と言う極めて珍しい出来事となった。

ちなみに、デアリングタクトは、サンデーサイレンスの4×3のインブリードを持っているのだが、
俺等が若い頃は「奇跡の血量」と言われていた。
インブリードは同じ馬の血を比較的に「濃い」状態で持っているから、
良い方に働けば、馬の能力は格段に上がる。特別な血を多く持っているため、能力が上がると言われている。
だが、血が濃い弊害として、虚弱体質だったり気性難であったりすることも多く、
近年の競走馬生産ではあまり使われていない配合理論だ。
比較的血量が薄くなるインブリードは、日本の競馬史上で発展してきた血が然程多くは無いため、
どうしても同じ血を持つ馬が淘汰の結果残ってきており、インブリードをしたくなくても、
何処かで同じ血にぶつかってしまう。しかし血量の薄いインブリードは弊害も少なくなる為、
ある程度は仕方なく、または狙って行われているのが現状だ。

何やら真面目に語ってるなw

まぁ、俺みたいな競馬オールドファンとしては、奇跡の血量の成功馬を見られたのは嬉しい事です^^

もうちょっと真面目に語ろうかなw

コントレイルの場合は、母馬自体が4×5のインブリード(ファピアーノの4×5)を持っており、
父馬と母馬の間ではインブリードは発生していない。
この場合はアウトブリードと言って、インブリードのある馬とは見做されない。
アウトブリードの場合、健康的に障害も受けず、丈夫な仔が生まれやすい。
ただ、インブリードのように特定の血での能力アップは、「無い」と言われている。
そこで出てくる配合理論として、ニックスと言うものがある。
相性の良い血同士での配合だ。
コントレイルは母馬がミスタープロスペクター系で、父馬がサンデーサイレンス系である。
この組み合わせはニックスと言われ、相性の良い組み合わせと言う事で能力がアップする、と言われている。

さて、実際の競走馬にゲームのような理論が果たして本当に効果があるのであろうか?

日本の競走馬生産に携わってきた先人達の知恵と経験、
そして、競馬先進国のアメリカやヨーロッパ諸国の先人達の知恵と経験。
それらは決して侮ることは出来ない物だと、俺は思う。
最初の頃はただ強い牡馬と強い牝馬を掛け合わせていたのだろうが、
それだけでは強い馬が生まれないと知った先人達。
色々と試行錯誤して結果の出ている配合理論を、数を増やしての試行。
それらから、新たな配合理論も導き出し、そしてこれからも新しい配合理論は出てくるだろう。
生き物を相手にしているわけだから、生まれてすぐに結果が出る物ではない。
生後数年しないと結果はわからない。
それでもより強い馬を、と頑張っている生産者の方々には感謝しかない。
その方々のおかげで、俺らは「競馬」というスポーツを見て楽しむことが出来るのだから。
もちろん、馬主や調教師、牧場スタッフや厩舎スタッフ、騎手、などなど・・・
競馬に関わっている全ての方々に、俺は感謝をしている。

競走馬を間近で見る機会があれば、是非見て欲しい。
その場で許可されているのであれば、撫でたりして触って欲しい。
サラブレッドも可愛いのだ^^
愛嬌のある馬だと、スリスリしてくれたりするんだよ^^

あー、好きな物の事について書くと止まらねーなw

あ、最後に・・・

ちなみに馬券は紙屑へと変わりましたwww

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