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相談は鏡のように

昨日の仕事帰り、同僚から相談を受けた。

実は先週末職場の人間関係で少し揉めることがあっり、相談の内容はそれに関連することだった。

自分は揉めることになったきっかけの出来事の時、現場に居合わせていた。どちらがという問題ではないにしろ今回相談を受けたことで初めて両方の言い分を聞くことができたのは良かったと思う。

相談を受けたときどうすればいいのか。相談をするというのはそもそもとして誰かに聞いてもらいたいということの現れだと思う。そして一緒になって考え解決を図るというのが最善だと思うが、その結果が相手にとって最善になるとは限らない。

まずは聞くことが大事だ。相手の言い分や相談内容をとにかく聞く。自分の中の考えの一つに「相談する人はもうその相談の答えが潜在的に分かっている。そして相談をするというのは同意を得たいがためである」というのがある。

この考えに従うと相談を受ける側にとってはひたすら鏡のようになればいいと思う。とにかく相手の言葉をそのまま相手に伝えるのだ。鏡になって伝えるということは相談をする側にとって自分が思っている内容を他者から間接的に聞くことになり、今思っていることを新鮮な気持ちで受け取ることができる。その結果相手は自分の考えを整理し潜在的に存在した答えにたどり着くことができる。

しかし今回あまりそういうことはできなかった。自分が相談を受ける側になると、鏡になろうと思いつつもついつい相手と同じ立場に乗っかってしまうのだ。そして相手の立場に乗って経験をもとにしたアドバイスをしてしまう。

一見するといいことのように見えるが、アドバイスをすることは相談をする側にとって自分の答えにたどり着くヒントにはなるかもしれないが、必ずしも答えとは限らない。

相手は答えを求めている。それが答えがあるのかないのか分からない。それでも相談の中で相手が気づき自分なりの答えにたどり着くというのが理想的な相談結果だと思う。

今回は時間的なタイムアップもありそれができなかった。結局アドバイスのようなものを送ったもののそれがどこまで相手に届いたかは分からない。

相談はする側もされる側も難しい。

#日記 #エッセイ #相談 #鏡

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