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noteでサポートをしたら花が開いた

noteを始めて少しした時に「そうだ、あなたを応援しよう」という企画を行った。

この企画では可能性を感じたり、個人的におもしろそうだなと思った人に対して当noteで紹介とサポートを送るという企画だ。

サポートするだけなら個人的にやればいいのではと思われますが、やはりシェアというのが大事なもの。

ネタにも少し困っていたしもう少し世間的にも評価されてほしいなぁということで始めたものです。

この企画自体はネタ切れというよりも、紹介文をうまく書ききれなかったという理由で半年ほどで終わってしまった。

あれから1年半後、そんなサポートをした一人である天花寺さやかさんの書いた小説が出版された。

それが「京都府警あやかし課の事件簿」だ。

京都府警が擁する「人外特別警戒隊」、通称「あやかし課」。化け物から神様まで、あやかしが絡むあらゆる事件を人知れず解決するのが彼らの任務である。そんなあやかし課に入隊したばかりの新人女性隊員・大(まさる)。個性豊かなメンバーとともに仕事に励む大だったが、実は彼女には人には言えないある事情があって……。
街の平和を守るために、古都を奔走する若き隊員たちの活躍を描いた傑作現代ファンタジー!(Amazonのあらすじより抜粋)

彼女の書いた作品もといこのあやかし課の作品については実は3話ほどしか読んでいない。

理由は単純に長編小説が苦手という個人的事情だ。しかし以前の作品については何作か読んでいたりする。

天花寺さんの作品で好きなのはオーダーメイドの靴屋さんの話である「未来へ続く、靴工房物語。」。6note分ぐらいしかないので比較的読みやすいと思います。


彼女の作品の魅力の一つとして上げられるのは綿密な下調べがある。普段小説や記事といったもので文章を書く機会は多くあるが、そのときに必ず避けて通れないものとしてあるのが「下調べ」である。

この下調べというのは事実の辻褄をあわせ無くてはならないなど決して避けて通れないものだ。天花寺さんはこれが実に上手い。

そのエピソードを象徴するnoteはこれだ。

ここまで調べるものなのかと驚いた作品です。くしくも「人外課」の原点みたいな、番外編みたいな作品になっているのが面白い。

また彼女は町家の保護や京都のお祭りをはじめとした京都愛がすごい。あまりにすごすぎてテレビとか小説でありがちな中途半端な京都表現に対して苦言を呈するのも彼女らしい。

そんな綿密な下調べと京都愛をもって出来上がったこの作品、ぜひ手にとって読んでほしい。そして京都愛を感じてほしいなと思います。

ちなみに自分も買いました。

最初はなんてお読みするのか分からなかったのが懐かしい。


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ここからは少々個人的な話になりますが、別にこのnoteは頼まれたわけでもなく勝手にやってます(笑)

それにしても以前サポートをした方があれよあれよという間にここまで来るとは本当思ってなかったです。サポートを送った側からすると、原石を掘り当てた気分で他人ですがとてもうれしく思います。

こういう経験をまたしたいなと思うと、またこういうサポート企画やりたいですね。原石を掘るというのはとても楽しい。そこから磨くのは苦手ですが。

参考: 天花寺さやかさんを紹介した当時のnote。

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