見出し画像

SHIBUYACITY

SHIBUYACITYFCに入団することが決まり
再びピッチに立つ事が出来ました。
まだプレーは毎日反省ばかりです。
でも皆んなが歓迎してくれて、神戸のサポーターの省吾くんが試合を観に来てくれたり、プレーする楽しさと応援してもらう幸せを実感しています。




改めて手術をしてからこの約5カ月間
自分の事を気にかけてくれた方々、ありがとうございました。

皆さんのおかげでまたプレー出来る場所が見つかり、スタートラインに立てました。


この期間で
家族の生活のこと
サッカーを続ける判断は正しかったのか
怪我は本当に治るのか
この先もサッカーの世界で生きていくのか
保険の見直しや
老後は山にこもってクマ撃ちになるか毎日釣りをして生活するか

など色々悩んだりしながら
自分がどういう人間で、この先どうなって行きたいのか、少しだけ整理出来た気がします。



2月から柏レイソルのアカデミーの方々が受け入れて下さり、ジュニアユースの子供達と練習をしていました。

いいところを見せようと思ったけど
レイソルアカデミーの指導のレベルの高さと子供達の上手さを目の当たりにして、自分が毎日スクールに通ってる気分でした。


そんな中、俺のことが大好きな山さん(コワモテ山下達也)が心配してくれてSHIBUYACITY役員の田中祐介さんに話をしてくれた事がきっかけで、練習参加させてもらうことになりました。


チームの編成は終わっていましたが、選手として練習を見て評価すること
そしてオファーが来るまで無期限で練習参加を受け入れてくれました。


たぶんリーグ開幕前の大事な時期に、こんないい条件で受け入れてくれるクラブは他に無いと思います。
チームの関係者さんと監督がプレーする環境を用意してくれたおかげで、自分はまだサッカーが好きなんだ!と改めて気づくことが出来ました。

図々しい勘違いですが、
どこかチームが決まるまで居ていいよ!と言ってくれたおかげで最初から自分の居場所が見つかったかのような感覚でした。




同時にSHIBUYA CITYの選手達にも感謝しかありません。

この期間、焦りや怪我がおもうように治らないことなどネガティブな感情で練習場に行く事もありましたが、選手達と一緒に過ごす時間はネガティブな感情は消えて、サッカーを楽しみ、プレー出来る事に幸せを感じました。
ずっと選手達の姿から励まされていた気がします。



SHIBUYA CITY FCの選手はほとんどが別の仕事もしながらプレーしています。

午前中にチーム練習をして午後から会社に出社し色んな企業に勤めています。
中には残業で帰宅が遅くなる選手もいて、とても忙しい生活をしています。

それでも毎日朝早くに集合して
辛い顔一つせず、皆んなでサッカーを楽しみ、昇格という目標の為に情熱を持って戦っています。
ハードな練習の後でも、午後からの仕事の愚痴をこぼす選手なんかいません。


仕事もサッカーもいい訳しようと思えばいくらでも見つかる環境だけど、真っ直ぐに自分の夢や目標に向かっているチームメイトにはリスペクトしかありません。


練習生として参加させてもらって、別の仕事をしながらプレーしている人達は誰よりもサッカーに対する情熱を持った素晴らしいサッカー選手だという事を知りました。


このチームでプレーしたいと思ったのは間違いなくSHIBUYACITYの選手達の影響を受けて
練習生の約1カ月の間に自分の心境が変化して行ったからです。



なので自分も同じく、サッカーと別の仕事を始めようと思います。


きっとサッカーからは一生離れる事は出来ません。
それに年々サッカーの指導者や監督に興味が出て来ています。
ただどんな事を目指すにしても
違う世界の経験やスキルは自分にとって必ずプラスになると思います。


妻には
「サッカー続けながら別の仕事も始めて
これからの人生がキレイなグラデーションになるね。」

と小洒落た言い回しで賛同してくれて、
いつも前向きな彼女の性格のおかげで思いっきり新たな世界に飛び込めそうです。


さっそく会社の人と仕事の話しをする為に都内に行く予定があったのですが、クローゼットの中にはスウェットとデニムと土色の古着ばっかりで焦りました。

これも勉強です。
伸び代たっぷりの35歳の新人です。




そして1番大事なのはサッカー。
もっと上手くならないと試合には出れないし、
まだまだ上手くなりたいと思う気持ちは変わりません。

何よりこのチームには昇格という明確な目標があります。


昇格してカテゴリーが上がった先には、
渋谷という街とSHIBUYACITYFCというチームには計り知れないポテンシャルがあるはずです。



今は東京都リーグだけど
チームにはJリーグで活躍出来るレベルの選手もたくさんいるし、是非皆さん試合観に来てくださいね。


これからもこの期間にお世話になった方々や
ずっと応援してくれている方々に感謝の気持ちを忘れずに頑張って行きます。


2024   4.23   三原雅俊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?