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先ずは豆を焼くところから始めよう![開業への第一歩]

開業を目指す!

誰もが認める美味いコーヒーが提供したい!将来はカフェのオーナーになるんだ!

それだけをモチベーションに、会社員を辞めて自由な時間を作るために大学生になった。

さて、そう豪語したものの、大した戦略も資金も無ければ人脈があるわけでもなく、会社員の頃には得られなかった圧倒的な可処分時間を手に入れたにも関わらず、アタイ(ネットでは一人称を「アタイ」としている)はこの学生時代を読書とバイトに勢力を注ぎ込んできてしまった。

別に大学に行けば起業する実力やきっかけが身につくかって、そんな事は入学する前から分かりきっていた。

気がつけばもう3年生の後期を迎えてしまい、バイトの仲間も、大学の友達も薄っすらと「そろそろ就活しないとなー」と、ベクトルを[企業に雇ってもらえる人材になる為の自分]に方向を変えつつある兆しが見える9月の今。

一方でアタイはというと、大学が通信制なのもあって極力通学をする時間を削減し、自宅に引きこもるが如く「如何に無駄に出歩かないか」に気持ちが移行している。

もう一度社会人やるのかよ?勘弁してくれ。

責任も失敗もリスクも賃金も全部自分で処理したい。

そう思っているから、全く資格も取らずにここまで来てしまった。

けれども肝心のコーヒーが美味いのかどうか、他人に飲ませた事がほとんど無いから知る由も無く、別に起業するならすぐやれよ?って話にもなる。

抽出に関しては知り合い程度の範囲ならば誰にも負けない自負がある。

しかしながら、この大学で友人を通じて理解したのは[誰もそこまでコーヒーに興味がない]だった。

将来どんな店にするべきか、考えつくのがせいぜい店内のインテリアとコンセプトくらいなもんで、肝心のコーヒーに関しては「どっかの美味く焙煎してくれる業者にお願いしよう」と甘く考えているほどの浅はかさ。

原価を抑え、誰もが納得行くコーヒーを提供する!

それを改めて考え直した時に「どうしてローストした豆は他人任せで済ませちゃうの?」と思ったところ。

そこで前置きはかなーり長くなってしまったが、この第一回目では記念すべき

「コーヒー歴7年にして、ようやく焙煎に手を出した」

事をここでご報告させて貰いたい。

豆だって焼いたものならば、お客様が納得してくださるならば十分商品になるじゃないか、

もっと言えば[それなりにクオリティの高い豆を提供出来るのならば、今は店舗がまだ無くても販売出来るじゃないか」と気づいた。遅っ

それで早速バイトも給料が入ったし、豆を買って焼こうと。

焙煎の知識なんか全然無い。

チャフ?2ハゼ?用語は知っていても、理解はしていない。

下手に事前にどこかで技能知識をつけるよりも、まずは自分で「こんな感じかなぁ?」と焼いてみた。

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焼く事は思ったよりも夢中になって楽しんで出来たものの、理想の状態とは程遠かった。

特有の酸味がウリのキリマンジャロ、素材の味を活かすならばせいぜいシティローストくらいまでが妥当だろう。

焼けたのはフレンチローストくらいに真っ黒になっていた。

これはこれで面白い経験だと思ったので、飲み頃の焙煎から2日後に抽出してみる。楽しみだ。

これからアタイは焙煎、接客、抽出、経営を学んで行かなければいけない。

終わりは見えないが、何もしないよりかは何かをしている方が良い。

焙煎もどんどん練習していきます。

じゃ、今回はこの辺で。

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