小学生の頃、タイムカプセルというのがはやった。小学校の校庭に、バケツみたいなものに入れて埋めたと思う。
自分はそのころ愛読していた、プロ野球選手名鑑を入れた。
しかし、未来いつ開けるとか、誰があけるとか決められていなかっただろうし、どこに埋めたかもきっと記録には残っていない。

きっと、自分が生きているうちにあれどうなっているか開けてみようかという話にはならないと思っている。

さて、世の中には再現模造という、過去の技術を再現しようという取り組みがある。
仮に、貴重な芸術作品が天災などによって失われたとしても、その製造方法さえ再現できればまた作ればいいということになる。
そのような仕事があることも驚くが、もう少し日の目を見てよい技術だと思う。
単なるレプリカと思い込んでない？正倉院事務所の所長に訊く「もうひとつの正倉院宝物」再現模造　｜　和樂web 美の国ニッポンをもっと知る！ (intojapanwaraku.com)

その再現模造の展示会になぜか、昔の官僚が書いた有給申請の用紙が飾られていた。
理由は実家が盗賊に荒らされたため、2，3日休みをとりたいと書いてあったようだ。
鎌倉時代のものだったかな。
その用紙は突然東大寺から発見されたそうである。
どうやらその紙は当時貴重だったので写経の紙として使われていたそうである。。。

自分の有給申請の紙が、800年くらいの時を経て美術館に展示されているということを考えると楽しくてしょうがない。

この文章だって800年後に展示されているかもしれないのだ。