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思考習慣のコンパス

こんにちは、思考習慣改善コーチ⌘みはしつやこ です。

仕事柄、60日後や90日後の月日を確認することがあるのですが、そうするともう今年のカレンダーでは足りない、確認出来ないことに気付きます。
年々、時間があっという間に過ぎることを実感しながら、その割には実現したことが少ないような、残念な気持ちになることがあります。

「あの時、こうしていれば…」
「この先、どうなるのだろう、面倒なことにならないだろうか」
済んでしまったことや、まだ起きていないことに想いを巡らせて、つい時間が経ってしまうことも度々あります。

厄介なのは、こうした後悔や心配のグルグルループが、一度始めるとなかなか止められないこと。「あの時」から始まって、あの時に繋がるさらに前の出来事にさかのぼりたくなり、「この先」から始まって、この先が引き連れて来そうな出来事を創作し始めたり…
結論として、どちらも手の下しようがなく、モヤモヤした気持ちで、大抵は何か別の考え事が割り込んで強制終了、になります。

対処はひとつ、「今」に集中することです。
呼吸に集中したり、飲んでいるコーヒーの香りを深く嗅いだり、窓の外の街路樹の色合いに注目したり。

われらの歎きは、短き命をもつてゐることにあるのではなく、瞬間の生命を、よく生かし得ないところに在る。
九条武子(歌人、社会事業家)1887年10月20日生まれ

動物の中で、過去や未来に一喜一憂するのは人間だけなのだそうです。
今この瞬間を生きることに徹している犬や猫と、私達人間とでは、どちらが瞬間の生命をより生かし得ているのか、「今」考えてみたところです。

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