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今更ながら英語教員免許の取得を目指します②

前回は、採用して頂いた組織でフリーランスとして働き始めたというところで終わりました。実際に働いてみて・・・というところです。

まず、小学生向けの英語講師のこと。

企業派遣型講師より時給は低いです。私が働いているところは、幸いバイリンガル講師もネイティブ講師も関係なく、気持ちよく働ける環境です。

幼稚園や学童が併設されていることもあり、子供も保護者も学童感覚で預けている方が多いような印象も受けます。授業も適当、宿題もやらない、走り回っている子供が結構多いです。

「だって僕とっても忙しいから宿題出来ませんでした」という小学校低学年の子の一週間について聞いてみると、
 月曜日は塾
 火曜日はピアノ
 水曜日は英語
 木曜日は水泳
 土曜日は英語
 日曜日はテニス
子供によっては、週2回同じ語学学校に通っている子もいれば、別々の語学学校通っている子もいます。だからといって断トツ英語が出来るというわけでもないのですが。
親の期待としては英「会話」のスキルアップだと思うのですが、学習塾(特に自習スタイル)に通い慣れている子は、ワークブックさえ終わらせれば遊んでいても良いのだと勘違いしている子もいます。そういう子は口から英語が全く出てきません。
あと「パパは英語が得意なんだ!」「ママはアメリカで働いてたんだよ!」「あたしアメリカにいたからわかるよ!」という自分事でないことを自慢気に語る子供達に対する違和感も拭えません。
そして高学年になると「受験塾に行くから」という理由で辞める子も少なくありません。特に私が驚いたのは、高学年の子供達が「受験をする=3学期は休む」という認識を自然と持っていたことでした。

この教育が「学校+α」で成り立っている構造に強く違和感を抱きました。
自分がそういう教育を受けてきたので理解はできますが、何十年経っても受動的で受験を軸に回っている教育スタイルが衝撃でした。

また、学校や学校の先生を下に見る保護者が多い
そのせいか、子供も学校の先生を軽んじていることさえある。これはメディアの影響もあるだろうし、子供の態度は保護者の責任もあると感じます。
学校の先生を敬えと言っているのではありません。企業や一般社会でも同じように色々な人がいて成り立っています。
もちろん保護者や子供を捌いてこそプロの教師だという意見もあるかもしれませんが、教育は教師一人の力で成し遂げられる物ではないと思います。

必要な教育は学校で提供されるべきだと思います。
塾に行くのが当然と思ったら、学校の勉強がおろそかになるのは仕方がないと思います。学校と塾の両方を100%で成し遂げられる子供は少ないです。限られた時間で最大限の学びを提供することが学校教育の義務だと考えます。

となったら、もう違和感しか感じないのが英語講師として学校時間外で英語を教える自分の立場ですよね!

でも教員免許がない状態で学校で教えられるのは、ほぼ外国人ALTだけなんですよ。日本人のALT(JTE)を積極的に採用する自治体もありますが、基本的には「外国人」が望まれます。日本人に残るのは、英語が苦手な教員とALTの橋渡しをするボランティアのようなポジションしかありません。自分達の能力でコントロール出来ないことに対してサポートを受けるのに対価を払わないのはおかしいと思いますけどね。

ちなみに小学校英語の場合、J-SHINEという資格もあります。
私は中等教育に興味があるので、もともと視野にありませんでした。

ということで、教員免許を取得したい理由その①は上記の通り。

またまたつづく・・・。
こんどは企業で英語を教えながら感じたことです。

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