「はれのひ」も、雨の日も…大人が面白い未来をつくる。

成人の日に「はれのひ」が突然営業を中止し、新成人が振袖を着られなかったニュースに、「ハタチの女の子にとってそれがどれだけ大切なことだと思っているんだ!」「もっとできることあったでしょ!どうして!」とものすごーく憤りを感じていた矢先(ミヤネ屋での私の怒りっぷりはかなり怖かったと言われました・・・)に、キングコングの西野さんが更新したブログがFacebookのタイムラインに流れてきました。

「はれのひ」被害に遭われた新成人の皆様へ
https://gamp.ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12343803648.html

**「大人になる日に大人が裏切ってしまったことを、同じ大人として、とても申し訳なく、そして恥ずかしく思っています。
本当にごめんなさい。

大人が面白くない未来は面白くないので、今回失った信用はキチンと取り戻したいと思います。」 **

開いた瞬間、ぐっとくるメッセージととても粋な計らいに共感、感動し、これは取材に行こうと決め、その「あらためて新成人を祝う会」当日だった今日、行ってきました。

弊社では、今夜はバンキシャ、明日は少なくともZIP、スッキリ、ミヤネ屋、ZEROで放送予定ですが、まずはきょう出稿した1分ニュースがネットにあがっています。
http://www.news24.jp/sp/articles/2018/02/04/07384816.html

実は今日は、ずっとやってきた「WORLD CANCER DAY(世界対がんデー)」当日でキャンペーン最終日ではあったのですが、私がしなくてはいけない準備は昨日までに終わらせ、いくつかの当日イベントのご依頼は「私じゃなくても登壇する方々がたくさんいる!これまでもあったし、またこれからもある!」と泣く泣くお断りして、取材に行きました。

ちなみに、かつて受けたインタビューが、少し適当な形で短くされていてビックリしたもののYahoo!ニュースに出ていたそうで、少しはキャンペーンにも貢献できたかな。

24歳で乳がんを宣告されたキャスター。
失意から立ち上がり、ケアセンターを創設するまで
https://t.co/psekIoOilE?amp=1

とはいえ、「あらためて新成人を祝う会」の取材の方が、私じゃなくても取材する人はたくさんいるのですが、それでも行こうと思ったのは、こんな機会は次いつあるかわからないし、西野さんにご挨拶をしてお話を伺ってみたいし(今日は囲みインタビューをして、名刺をお渡ししたたけで終わってしまいましたが、最初はそれで十分!)、きっと伝えられること、感じられること、そして、「がん」とか「医療福祉」界隈のフィールドにも持ち帰って生かせるような、学べることがあると直感的に思ったからです。

世の中の様々な課題に直面する人たちを支援する何かをしたいと思ったとき、その課題の内容や性質は違えど、方法論としては応用がきくものも多くあるんじゃないかと思っています。
がん患者さんと、はれのひの被害にあわれた方を一緒にするつもりは全くないけれど、「最悪と思える出来事を楽しく塗り替える」お手伝い、みたいな軸で考えたら、その点では、うん、なんだか応用できそう、と。
だから、最近は特に、乳がんを経験してからのこの10年間私なりに向き合ってきて少し広がりの限界や閉塞感を感じるこの分野でがんばりつつも、外の空気も吸ってみようと考えるようになったのです。

そして行ってみて、大正解でした!

まず、オープン前の会場についたときに、次々と立派なスタンドのお花が運び込まれているのにすでに感動。

お花のいきさつは、西野さんのこちらのブログ参照。
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12345297885.html

そして、新成人の笑顔やご家族のうれし涙を見て、私も泣きそうになっちゃうくらいうれしかったです。

大人っていいなって、心から思いました。

今回のような素敵な会があっという間に実現したのは、発信力、求心力がある西野さんがやると英断して呼びかけたから、ということはもちろんあると思いますが、多くの人が問題意識を共有し、善意、厚意が集まるとここまでできるんだなあと、「コレクティブ・インパクト」を目の当たりにしたような気がして、なんだかすごく希望にも、参考にもなったのです。
(その呼びかけ力がうやらましく、どこか嫉妬のような思いも芽生えましたが、自分の発信力では足りなくても、誰かに協力してもらうなど、なんだか糸口が見えた気がしたのでした。)

賛同した企業やボランティア約300人が参加して運営されていた今日の会は、運営側の皆さんもとても輝いていました。

元からのお友達、C'zというレンタルドレス屋さんをしている浅場理早子さんがドレスを無料レンタルしにきていたり、山川咲ちゃん率いるCRAZYさんが無料フォトブースを出していました。

こちら、理早子さんから自撮りいただきました!

咲ちゃんに来ているとメッセージしたら、フォトブースで撮った私入りの写真がほしいといわれて、その場にいたCRAZYのお二人と撮った一枚。笑

大人が面白い未来をつくるには、みんなに支援に参加したい、協力したいと思ってもらうためには、まず楽しくワクワクするものでなくちゃ、と改めて実感。

そんなこんなで、こんなこといいなあんなこともいいなと思いながら取材して出稿する一日を過ごし、夕方西野さんの囲みインタビューがありました。

そこで一通り、企画したところから準備、当日をむかえての思いを話された後で、「単発イベントや刹那的なものならばいいけれども、被災地支援も含め永続的な支援のためには、スタッフが食べていけないと続けられないのでボランティアでは限界があり、支援を仕事にできるように考えた方が最終的に助かる人が増えるのではないか」というようなことをおっしゃっていて、この発言に、またすごくうなずいてしまいました。

まさに善意、ご厚意とボランティアの力でマギーズ東京を建て、運営し始めて1年が経ち、ここにきてボランティアの限界をひしひしと感じ、永続的な運営と今後の発展のためには、きちんと収益のある事業をしなくてはと、うんうん悩み、考えていたところだったから。

お恥ずかしながら、西野さんが「恩贈りの社会」を目指して立ち上げられた「レターポット」というのも今回のことで初めて知ったのですが、そういうことを目指してこういうことをやっているのかあ・・・そういう方法もあるんだなあと今更ながらつながって、一人納得していたのでした。

ということで、とりとめもなくなってしまいましたが、明日からはまた隔週で朝早いキャスター週なので、この辺で。

今日見たことを受けて膨らんでいる妄想を、つくりたい社会を、実現できるように、明日からも日々精進。


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鈴木美穂

日本テレビ報道局社会部記者(兼)キャスター。 がん患者や家族が納得のいく情報選択ができるよう寄り添う認定NPO法人maggie's tokyo共同代表理事。
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