遂に、ようやく、今日2月28日に、ダイヤモンド社さんから初めての本を出版できることになりました。
手にとっていただけましたら、泣いて喜びます（ ; ; ）

http://u0u0.net/v6qx

『もしすべてのことに意味があるなら
がんがわたしに教えてくれたこと』

がんになってから10年の時を経て、がんになった人にもそうでない人にも何かを受け取ってもらえるように、こんなにオープンなわたしでも今まで人に語れなかったことも含めて、全身全霊を込めて、本音で、赤裸々に綴りました。

中には、泣いてばかりいた闘病時代も、がんとの向き合い方も、情報の見極め方も、マギーズの作り方も、仕事への思いも、四苦八苦してきた恋愛についても、わたしなりの幸せのあり方も、これからの夢と野望も…
未熟ながら今のわたしが伝えられることはすべて盛り込んだつもりで、なんと足掛け4年も生みの苦しみを味わってできた本なので、その間にアップデートされた人生と共に内容も当初の予定からかなりアップデートされ、手前味噌ながら普通に読み物としても面白いはず、と信じています。

本の最終原稿を読んだ夫は、途中まで泣きながら、自分が出てきてからは「こりゃラブコメディ」だと笑いながら、読んでくれました。

また、この本を多くの方に届けることが、本を読んでくださった方のみならず、少しでも多くの方の力になるようにできたら嬉しいなと思い、ささやかながらわたしがもらえる印税は全額マギーズ東京に寄付させていただくことにしました。

少しでも多くの方に手にとっていただけたら嬉しくて、メディア取材や、講演や研修の機会をつくれるかもしれないという方、ワクワクな企画アイデアを思いついたよという方がいらっしゃいましたら、コメントでもメッセージでもメール（miho.suzuki@maggiestokyo.org） でも、ドシドシお寄せください！
これから4月くらいまで、柔軟に、可能な限り、呼んでいただけたら全国どこへでも伺うつもりでいます^ ^

最後に。
10年前の闘病中に、「いつか本を出せるように記録しておいてね」と声をかけてくださり、いざ企画が動いてからも4年も辛抱強く待ってくださったダイヤモンド社の編集者土江 英明さんと、一緒に内容を整理してくださった伊藤 理子さんがいなかったら、きっとこの本は永遠に完成しなかったと、心から感謝しています。

そして、本を書くにあたり汗水たらしながら人生をどっぷり振り返り、これまでどれだけ支えてもらって今があるのか、今まで以上に思い知りました。
支えてくれているだけでなく、そのすべてを包み隠さず書くことを許してくれた夫・濱松 誠や家族には感謝しかないし、これまで関わってくださったすべての方、そして、これからこの本を手にとってくださる方にも、心からどうもありがとうございます。

そして、本のPR動画を、わたしの映像を全て把握してくれている宮井優さんがつくってくれました。本というか、わたしの人生が詰まっている感じで、自分のことながらほろっと感動しました。ぜひ音楽つきで見てみてください。

https://youtu.be/rmDw5SfSMhg

宮井さん、本当にありがとう。

-----------

最後の最後に、この本のタイトルに込めた思いと、「がんがわたしに教えてくれたこと」を挙げた目次を載せておきます。
目次を列挙して、自分でもびっくりな盛りだくさんっぷり！笑
暑苦しい〜と懲りずに、気になった項目を開いていただくだけでも、嬉しいです！

【前書きより】
（前略）
24歳という若さでがんと向き合わざるを得なくなってから、何度となくがんを恨みました。ただ一方で、今のわたしの生き方や、今のわたしを形づくっているのも、間違いなくがんの影響によるところが大きいのです。
（中略）
人は皆、なにがあっても、「この自分」「このわたし」で生きていかなければなりません。どんな傷を負っても、どんなに自分のことが嫌いになっても、「わたし」を誰かに代わってもらうことはできない。この世に生きる限り、「わたし」を生き抜いていかないといけない。
そのためにも、どんなことにも意味がある、と捉えられたら。そんな思いから、この本を書きました。

【目次一覧】
◎小さな違和感も残さないほうがいい
◎人生には、ときに避けられない「4つの坂」がある
◎死を想うと、自分にとって大切なことがわかる
◎「あのとき、もし」と思っても、時間は巻き戻せない
◎闘いは、相手を知ることから始める
◎大切な選択に遠慮はいらない
◎「標準治療」とは、「普通」ではなく「最善」の治療のこと
◎医療の「情報」と「選択」は、命に影響する
◎決断するときには「納得感」を優先する
◎思わぬところで努力が報われることもある
◎「記録」はやがて力になる
◎失ったものを憂うより、あるものを大切に
◎神様は乗り越えられない試練は与えない
◎世界がどう見えるかは、すべて自分の解釈次第
◎どん底のときにもそばにいてくれる人は一生もの
◎暗闇でしか見つけられないものもある
◎つらいときには優しさに甘えたらいい
◎頑張れないときには、時が経つのを待つだけでいい
◎自分なりの「心の拠り所」を持つと心強い
◎「かちもない」情報に、注意する
◎ロールモデルの存在を力にする
◎きっと、仲間はいる
◎どんな経験も、価値に変えることができる
◎つらい経験を公表することで、理解は広まっていく
◎出会いは、その準備ができたときにやってくる
◎迷うより前に、調べて、会いに行く
◎チャンスの女神様は前髪しかない
◎夢や思いは語ると叶いやすくなる
◎迷ったときは、より自分にしかできないと思える道を選ぶ
◎「最後かもしれない」と思うと世界が愛おしくなる
◎自分の過去を引き受ける
◎あきらめずやり続ければ、いつか叶う
◎具体的に想像できる夢は、実現できる
◎試練は、それを経験した人にご褒美をくれる
◎「運命」を感じたら、自分から一歩踏み出す
◎遠回りしたほうが遠くまで行けることもある
◎点と点は思いがけないところでつながる
◎生きてさえいられれば、それだけでいい
◎最も大切な人と、後悔のない人生を歩む
◎人生は、神様がくれたボーナス
◎平らになった右胸の傷は、「プラマイプラス」
◎すべての人のためになることはできないと割りきる
◎「幸せの基準」は常にアップデートする
◎自分の物語をどう完成したいか、意識する
◎大きな「軸」を持って生きる

＿＿＿

※下記は、関連情報のお知らせです。

【放送のお知らせ】
◆2月28日（木）午前7時45分頃〜TBS「あさチャン!」特集放送予定
http://www.tbs.co.jp/asachan/

「がんと言われても動揺しない社会目指す女性の挑戦」と出ていますが、実は、2月3日のCancerXからTBSさんの取材を受けていて、明日放送される予定です。
日本テレビ以外の地上波で映り込む以外の出方をするのは初めてで、8分もの大作をつくってくださったとのこと！
マギーズも丁寧に取材いただいてとてもありがたく、でもどんな感じになるのか全くわからないので、ドキドキしています。

【イベント（クローズドでない一般の方もOKのもののみ）と、地方巡業のお知らせ】
◆3月3日（日）午前〜「がんになる前に知っておくこと」上映後のトークショー
https://joji.uplink.co.jp/movie/2019/1678

この映画は、3月からアップリンク吉祥寺で延長して公開されることが決まり、3日10時からの映画の上映後のトークショーに出ます。前回トークショーをした回には、お越しいただいたのに満席で入れなかったと何人もからご連絡をいただきだき、大変申し訳ありませんでした。今回は、事前に席が予約できます！また、お恥ずかしながらトークショー後にはサイン会もあります。

◆3月11日（月）夕方〜ストラディバリウスによるマギーズ東京へのチャリティコンサート
https://maggiescharityconcert2019.peatix.com/

チケット代全額が寄付になり、2300席中残りあと少し、だそうです。
ここでも、本販売します。

◆3月15日（金）14時〜医療情報の課題について、講演とワークショップ
都内の某有名企業で開催予定、詳細決まり次第またお知らせします。

◆3月17日から22日あたりまで、関西、北陸の予定です。
3月20日、福井県で調整中のイベントあります。

◆3月23日（土）午後〜オープンマギーズ
がんに関係があってもなくても、どなたでもマギーズ東京を訪れ、見学し、マギーズの説明を受けられるオープンデーです。わたしが出られる今年最後のオープンマギーズになる可能性があります。

◆3月24日（日）「Lean in Tokyo」国際女性デー記念イベント
https://www.facebook.com/events/398818253996530/?ti=icl
村木厚子さんとのパネルディスカッションと、夫濱松 誠ともうひと夫婦とのリアルトークがあります。

◆3月26日から4月上旬あたりまで、四国、中国、九州の予定です。
3月30日、山口県で調整中のイベントあります。
4月上旬、福岡県でもあるかもしれません。

面白いことがあれば、まずはなんでもお声がけいただけたら嬉しいです^ ^
そして、ずっと懸案だったサインですが、今日ようやく定まったので、お会いできるタイミングでいつでもします！

繰り返しますが、わたしの著者印税収入は全額マギーズに寄付します。
この本が少しでも多くの方の力になれるように、お手にとって…だけでなく、ご購入いただけたらとーってもありがたいです。

どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします！