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「彼氏が過去の恋人の話をする」の不満について考えた

「彼氏が過去の恋人の話をする」

こんな話は各種サイトの問い合わせ欄につく「よくある質問」並みによくある。恋人の話、むかし好きだった人の話。最近友達から聞いた話では、とある観光スポットに「一緒に行こう」と誘ってきた後に、「実は前、すごく好きだった人にここで振られたことがあって」と話し始めたのだそう。

「元カノや好きな人の話は積極的に話さないでほしい。そんな思い出話聞きたくない」と友達。きっと世の中の8割の人は同じ意見な気がする。けれど言ってしまう人は、それを「わかる」ような恋愛を、今までしてこなかったのだろうなと思った。

あくまで個人的な経験だけれど、恋愛経験が豊富な人ほど「元カレ・元カノ」を話に出さない人が多い。それはきっと、相手がどんな時に嫌だと感じ、どんな会話に嫉妬するかをこれまでの経験から学んでいるからかもしれない。

過去に付き合っていた人をどれだけ愛していただとか、懐かしいなと思って話したことに対してその時の恋人が怒ったり、悲しんだり。そしてそこから大きなケンカをしたり。そんな言い争いや失敗を繰り返して、「あぁ、こういうことは言っちゃいけないんだ」と学ぶ。そして当時の人と別れても、次からは「前の恋愛事情は話さない人」になっていく。

そんなふうに考えると、友達の恋人は、まだ相手が傷つくことを知らない人。「嫌だ」と思ったことを伝えて、どうして言ってしまったのか話を聞くフェーズが必要な人だ。過去の人間関係は変えられないから、そのうえで「恋人と私」の関係を考えていくことが必要なのだろう。

とはいえ"思わず会話に出してしまうほど過去に愛した人がいる"ことは、彼の魅力を構成する要素の一部かもしれない。その"愛した人"との経験で学んだことが今につながっているからこそ、友達が惹かれた部分もあると思う。だからもしも、過去の話を聞いてしまったら、「いい男に仕上げてくれてありがとう。あとは私がいただきます」と心の中でつぶやいて、今、素敵な彼を認めればいいのかな。


そんなふうに考えた、華金夜の帰り道。


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