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こじらせ女子が向かうべきは、夏

以前友だちとカラオケに行った時、その子が歌った大黒摩季の「夏が来る」に吸い込まれるように夢中になったことがあった。何がすごいかって、歌詞がもう、完全に「こじらせ女子」なのだ。大黒摩季は知っていたし、よくカラオケでうたう歌もあるけれど、ここまで完璧にこじらせ女子をうたっているとは思わなかった。しかもこれで有名になるなんて……さすがです。ついていきます。

ワナワナする気持ちを友だちに伝えたくて、歌詞サイトのURLを送った後すぐに電話をした。もう、ここまでストレートにうたわれたら、いても立ってもいられなかったのだ。歌詞を一読した友だちは「この曲、来るのが夏で救われてるよね」と答えた。

来るのが夏で救われた…?不思議に思い、それぞれの季節を当てはめてみる。

・春
本気でこじらせ女子の悩みから抜け出す感が出てしまう。でもこの歌詞は違う。こじらせてもなお、自分の信念と戦っている強さがある。そこが表現しづらい。

・秋
全体的に物悲しくなってしまう。秋が来る…なんだか敗北に向かっている感じがする。

・冬
もう駄目だ。人生終わった。こじらせてる状態で冬は来ないでほしい…。

これらを考えると、「こじらせ女子」に来るべきは夏なのだ。強く燃える強さを感じるし、迷いながらも突き進むパワー、次に待っているのは秋…そして春には程遠い。そんなものはお構いなしに、もうすぐ来るであろう夏を一心に見つめる。この悩みからは抜け出せないけど、立ち向かっていく姿が「夏」に凝縮されているような気がしたのだった。

夏になるとなんでもできそうな気がしてくるし、どこへでも行けそうなくらい足取りも軽くなる。私はいつも夏が好きだし、今回で大黒摩季にやってくる"夏"もワクワクするようになった。「夏が来る」、カラオケでしっかりうたえるように、今年の夏までにはマスターしたいな。

テーマ#夏

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