SNSでの実績報告が気になってしまう時

「やっておいたほうがいいこと」は星の数ほどある。

毎日書かないより書いたほうがいいし、仕事は少ないより多いほうがいい。何事も経験、色々チャンスが巡ってくるなら、とりあえずやっておいたほうがいい。自分には何が合うか合わないか、やってみなくちゃわからない。

「やるべきこと」を見つけるのは、意外と難しい。

自分に足りないものを挙げるときりがない。あれもこれもやらなくちゃ、今よりもっと良くなるために、今よりもっと幸せになるために、このままじゃだめだ。もっと行動しなくちゃ。けれど具体的にどうやるんだろう。どんな仕事を受けるべきで、どんなスキルを身に着けるべきなんだろう。

「やらなくていいこと」を選ぶのは、最高の難易度だ。

だって「やっておいたほうがいいこと」が、星の数ほどあるんだもの。その中にも実は、「やらなくていいこと」はたくさん混ざっている。やっておいたほうがいいかもしれないけど、今の自分にはやらなくていいこと。休日に取材を入れてもいいけれど、疲れているならやらなくてもいい。

どれが「やっておいたほうがいいこと」で、
どれが「やるべきこと」で、
どれが「やらなくていいこと」か

自信を持って区別していくことは、苦しい作業だ。区別できるということは、自分が目指す方向や、ありたい姿が決まっているということ。

それがわからなくなったり、ぼんやりしてきてしまうから、人間は他人と比べて、「私にはあれができない」「あの子みたいにこれもやっておいたほうがいい」と、周りの人の"できること"に振り回されていってしまうのだろう。

けれど、そうやって迷い、考え続けて、自分が目指す方向に少しずつ向いていくことが、生きるってことなのかもしれない。

どれが「やっておいたほうがいいこと」で、
どれが「やるべきこと」で、
どれが「やらなくていいこと」か

自分は何がしたいんだろう、どんな風にありたいだろうかと、身に降りかかってくるイベントを迷いながら区別して、考えて、そして時々後悔して。そうやって人は「生きる」をするのかもしれない。

友達の輝かしい実績や、SNSで日々流れる声に心が振り回されそうになったら、そんなふうに考えたい。そして悩んで、迷って、「やるべきこと」と「やらなくていいこと」をしっかり選んでいきたい。


去年の毎日note


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