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何度見ても新しい気づきのある映画

普段あまり映画は見ない方なのでこんなこと語るのも恥ずかしいが、1番好きな映画は何? と聞かれたら答えるパターンが2つある。

初対面に近い人や、ちょっと話を合わせたいときは「ライフイズビューティフル」、気心知れた仲良しの人には「となりのトトロ」だ。

なぜパターンわけをしているかと言うと、「となりのトトロ」ってちょっと言うのが恥ずかしいから。もちろんライフイズビューティフルも好きに嘘はないけれど、「好き」の定義を「なんども見たくなるか」におくなら、私はダントツで「となりのトトロ」だ。小さい頃から数え切れないほど見てきている。そして、人生におけるフェーズが変わるたびに見えてこなかった場面が見えて、いつも何度でもあらゆるシーンで感動するのだ。

例えば幼少期。この頃はメイちゃん目線で見るのでトトロに出会える羨ましさとか、冒険をしているような感覚に憧れを抱いていた。時が空いて、大学の頃に見始めた時は、今度はサツキのメイちゃんに対する愛や、「不安だけどしっかりしなくちゃ」と頑張るサツキにぐっと心を掴まれる。そして今は、おばあちゃんやお母さんの、サツキやメイちゃんを思う気持ちに思いを馳せるようになった。

同じ映画を見て、ものの見方が変わるのはすごく興味深い。映画ではないが東野圭吾の「片思い」を読んだ時も同じ現象があった。登場している人それぞれの心情描写がどれも詳細に書かれているからこそ、その時の自分と近いキャラクターに感情移入ができるのだろう。

それぞれのキャラクターの心情に、時期によって自分でフォーカスを変えられたり、何気ない日常の中で、ふつうの姉妹が一生懸命生きているところは、何度見ても応援したくなるし、見終わったあとはほんのちょっと勇気もでる。

最近トトロを見たのは3か月前くらい。サツキとメイのお父さんの声が糸井重里さんで、これもまた新しい衝撃でした。

テーマ#一番好きな映画

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