見出し画像

"弟子になる"の先にあるもの

何でもやります!ライターで稼ぐ!人生かけて来ています!……など、"熱量パンパン"の人から感じられる雰囲気に「自分はここにいてもいいのか……?」と不安になり、終始オドオドしていた「パラレル親方」イベント。

弟子候補の方々の熱い思いに気負いしてしまいそうだったので、ひと息ついて、「そもそも、どうして応募しようと思ったんだろう」と改めて考え直し、言語化して残すことにしました。


活動の動機はいつも、"恩返し"から

2017年4月に、本業として編集者/ライターのキャリアが始まった私ですが、転職に踏み込めたきっかけは、親方「モリジュンヤ」さんのおかげ。転職するにも実績がなく、悩んでいた時に見つけたのが、ジュンヤさんとフリーライターの西山さんが講師を行うsentence schoolでした。

退職コラムでも書かせていただいたように、ジュンヤさんからいただく「問い」に向き合って考え抜いたからこそ転職を決められたようなもの。"ジュンヤ教"と言っても過言ではないほどの信仰心と感謝の念をもっています。

そのほかにも、「ライター/編集職に就きたい」と相談したらすぐにライター交流会に誘ってくれた方。そこで知り合い、クリエイターを集めて熊本の復興支援に行くジモコロイベントに誘ってくれたトラベルライターの方。「うちで書いてみる?」と、未経験の私にチャンスをくれたマーケターの方。そして、数少ない実績にも関わらず採用を決めてくれた、現職の編集長と社長。

様々な方の応援や助けのおかげで今、希望の職に就き、夢中で仕事をしています。

転職が決まった時、私はこんなことを考えました。

こんなにたくさんの方々のおかげで望む方向へ進めたのだから、自分と似たような境遇の人がいたら、全力で力になろう。いままでお世話になった方々のやさしさを受け取るだけじゃなくて、直接であれ間接的であれ、ちゃんと返していこう


インプットの量が足りない

念願かなって編集者になり、毎日やりたかった仕事ができているのはとても幸せ。しかし、夢中でやっていると新しい課題も出てきます。現在直面している課題は「みんなにシェアできる知識が少ない」こと。

私の働いているメディアでは、今後ライターとして進みたいと考えている人や、ライター経験はないけれど、日本の良さを発信することに熱い思いをもっている人が大多数を占めています。また、自分で面接・採用したインターン生がいるので、私が責任をもって「教える立場」となることがほとんど。

みんな報酬以上のことをしてくれているのに、1年程度のライター経験のみで編集者になっている私は、それに見合った価値を提供できているのだろうか。

ジュンヤさんがイベント中に話していたように、仕事のほとんどは「今もっているもの、わかっていること」の範囲で行われる。手持ちの札をシェアしきってしまえば、教えられることが無くなってしまう。


もっと色々な編集者に会い、フィードバックをもらう機会がほしい。ほかのメディアで書いて、よい編集者に出会って、素敵だな、と思ったところを吸収して。そしてライターに返していきたい。私がスキルアップすれば、当社メディアでライターをする価値もあげられるし、サイトのクオリティにも反映できるはず。

"たくさんのよい編集者に出会って、そこで得たことを関わる人に返していきたい" その選択肢のひとつが「パラレル親方」でした。


関わってくれている人と一緒に、成長したい

イベントで終始オドオドしてしまったのは、「ライターになって大成したい!」という方々の熱意に押され、「私、応募する目的間違えていたかも…?」と思ってしまったことが原因だったのかなと思います。

もちろん自分のスキルアップはすごく求めている。そしてそれだけでなく、スキルアップした先にある、"仕事で関わる人の力になれる"を目指している。そのために何ができるかを考え、動いていきたい。

まだまだ未熟とはわかっていながらも、"弟子になる"の先にある、周りの人への恩返しを夢見て、noteに思いを綴りました。

最後までありがとうございます!いただいたサポートは、元気がない時のご褒美代にします。