見出し画像

不思議な力に頼る、寝る前の回復じかん

以前soarのキャンペーンでやっていた、♯私の回復じかんのハッシュタグをよく追っていた。みんないろいろな形で自分に合った回復方法を見つけていて、「試したい」と思うものもあれば、「確かにこの時、自分も回復しているよなぁ」と気づきを得られるものも。そして何より、「これで回復する!」が分かっているっていいことだよなぁと、ツイートしている人たちがたくさんいることにほっこりしたりもした。

一方で、自己回復力はあまり高くないほうだ。一度疲れてしまうとエネルギー満タンまでに時間がかかるし、「何をしている時が一番好きなのか」がいまいちわからなかったりした。学生時代は「家の中でも始められて、一人で没頭できる趣味を作るといいよ」なんてよく言われていたものだ。

そんな私にも、ここ数年で「これは回復時間だ」と思うものができた。特に夜寝る前にやっている回復時間。soarのキャンペーンでも書いたものを含めて4つある。

1つ目は、心が落ち着かないときに燻す「ホワイトセージ」。浄化のハーブと呼ばれていて、燻すことでその場や気持ちが浄化されるといわれている。

燻した時に出てくる煙はお香のような香りがして、ソワソワしていた心を落ち着かせてくれる。大量に燃やしてしまうと部屋が煙だらけになってしまうから、葉っぱを1枚づつちぎり、燻して大きく深呼吸すると、煙が体内に入って綺麗に掃除をしてくれているような気分になる。


2つ目は、癒し効果でも名高い「アロマオイル」。さっぱりとした香りの「nahrin」を常に持ち歩いていて、頭がすっきりしないときや、泊りに行った時のお風呂上りにnahrinを手に取り、頭をマッサージするようにつけている。目の近くにつけてしまうと染みるくらいスースーするので気分もリフレッシュ。いつでも使えるよう毎日持ち歩いている。


3つ目は、ちょっと不気味かもしれないけれど「清め塩」。一気に回復するというよりは、お守りのように使うことが多いかも。使い始めた経緯は、度重なる金縛りに悩んでいたことから。同居人数人から、「シーサーの置物を部屋の入口両側に飾るといいよ」や、「清め塩を枕元に入れて寝るといいよ」と、不思議なアドバイスをもらったことがきっかけだ。

最初は「スピリチュアルで逆に怖い……」と警戒していたけれど、枕元に清め塩を入れた日からぴたりと金縛りが無くなったので、その効果に絶大な信頼をおき始めた。

それからは、どうにも気持ちが負けそうになったときや、ストレスのたまる場所に行くときは清め塩をティッシュで包み、ポケットに入れて持ち歩くようにしている。ティッシュで包むのはなるべく密閉しないように。密閉すると効果も薄れてしまうらしい。

進めてくれた友人は、身体が疲れているときに清め塩を入れたお風呂にも入るという。全身がすっきりするらしいから、今度ぜひやってみたい。


"エネルギー"寄りの少し変わった回復方法が多いけれど、1番効果的なのは最後の1つ、「存在を肯定してくれる人に話を聞いてもらう」こと。私にとってその存在が、先月まで一緒に住んでいたシェアハウスの同居人だった。

悲しかったり、つらかったり、もやもやしたりすることがあると、いつも「今日はリビングにいるかな」と期待して帰っていた。のんびりペースのその子は、反応もゆっくりだ。一気に話し始めても、自分のペースを崩さず「うん、うん」と相槌をうつ。

そして誰のことも否定しない。「そんな時に、いいものがあるよ」と、ホワイトセージを分けてくれたり、アロマオイルをブレンドして作ってくれたり、清め塩を分けてくれたりするのだ。

そんな彼女に話を聞いてもらえると、心に沈んでいた重りが、ゆっくり溶けて無くなっていくような気分になる。そして部屋に帰って、オススメされたそれらを使い、身体をゆっくり癒していたのだと思う。

人は、ほかの人との関係の中で生きている以上、「認められる」ことは何よりの回復になる。"一人"では生きていけないから、自分を"一人"にさせない人がいることが、なによりの安らぎになると思う。

さまざまな方法で「認められない」ことに対する不安を、無にすることはできるかもしれない。けれど「これからも頑張ってこ」と前を向きなおれるのは、やっぱり認めてくれる存在によって、成り立つような気がする。どれも目には見えない、不思議な力だ。


認めてくれる人のことを思い出しながら、ホワイトセージを燻して、アロマオイルでマッサージして、清め塩を枕元に置いて寝ようと思います。

明日もいい日になりますように。

去年の毎日note


最後までありがとうございます!いただいたサポートは、元気がない時のご褒美代にします。