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soarが教えてくれた、今の自分を「認める」こと。#soar応援

“こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・編集者がsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。”

友人から「趣味=不安」と言われてからかわれてしまうほど、いつも何かしら悩んだり、不安になったりしてしまう。できないことに目が行きがちで、「もっと周りに役に立つ人間にならなくちゃ」とか、「特技を見つけて、社会に貢献できる人間にならなくちゃ」とか、「~しなくてはいけない」にずっと縛られていました。しかしここ1年で、その考えに少しだけ変化が訪れています。そのきっかけのひとつになったのが、soar。

自分に対して、どうしてこんなに悲観的なんだろう…。自分にできることなんて何もない…なんて落ち込んだ時に、過去に読んだ次の話が頭をよぎるようになったのです。

“以前は当たり前で何とも思わなかったことに感謝できるようになり、ありがとうの数がどんどん増えてきた。その気持ちが大きくなり、僕は病気ではあるけれど、今が一番幸せだなーって心から感じることができているのです。“

twitterで流れてきたタイトルを見て、「ネガティブって練習次第で本当に変わるの?」と思って読み始めた話。「超がつくほどネガティブだった」と語る落水さんが、100万人に1人が発症する病気を患ってしまい、その病気と共に生きていく過程で、どんどん幸せを感じるようになっていきます。

ポジティブに考えられるようになるまで2年くらいかかった、と書いてあり、それが逆に、「時間をかけてでも練習すれば、ちゃんと変わっていくんだ」と思わせてくれました。

最近は、「どうしてネガティブに考えてしまうんだろう」と落ち込むときは、「どうしたら前向きに考えられるか」を考えるようにして、あまり自分をいじめないようにしています。落水さんは2年。すぐに改善されなくても、続けていけばきっと変わってくる、と、信じるようになったからかもしれません。

“本当に自分の凸凹を受け入れるって、こういうことか。自分は弱い部分がばれないようにずっと隠そうとしていたけれど、それはまだ本当の意味では受け入れられていない証拠だったのかも。笑いながら開示するって素敵だな。“

「自分ができること」なんて考えると、できないことばかりが頭に浮かんで抜けられなくなってしまう。けれどその気持ちを自分の中だけで終わらせずに、ちょっと冗談ぽくでも周りに話してみることで、なにか変わるのかもしれない。

そんな気持ちが心の中に残っていたからか、最近「誰かの役に立てることが見つからない」と友人にぼやいた時がありました。友人から返ってきた言葉は、「取材して、記事を書いて、誰かに読んでもらって、給料をもらう。十分役に立ってると思うけど、ほかにどんな役に立ちたいの?」と。そこでようやく、具体的な「役に立ちたい」内容が見えないまま、「役に立ってない」妄想をしていたことに気づいたのです。

自分が弱さだな、と思っている部分でも、他の人から見たら全然気にならない部分だったり、逆に強みだなと思ってもらえることもある。一生懸命「できる自分」を作り上げて挑まなくても、もしかしたらいいのかもしれない。そんな風に思えるようにもなりました。

ほかにも、読んでるうちに涙が出てしまって、3日くらいかけて読んだ話もあります。それぞれを通して思うことは、みんな病気に「勝つ」とか「負ける」とかではなく、病気と向き合い、認めたうえで、どう生きるかを選んでいること。

「今、できないこと」に気を取られて落ち込んだり、否定したりはせずに、「じゃぁ、どうするか」を一生懸命考えてきた人たちが、soarにはたくさんいました。それは私に、「できない自分を否定しすぎなくてもいいんじゃないか」と教えてくれているような気がします。

たとえ病名がついていなくても、人はどこかしら、その人にとって弱いと感じる部分をもっていると思います。soarはそんな人たちにも寄り添って、認めてくれるようなメディア。soarを読んで、今を生きやすくなる人が増えるといいなと、思っています。

“soarでは、2018年12月22日に迎えるメディアオープン3周年に向けて、みなさんの応援の声を集め、より多くの人にsoarのことを知ってもらえる「#soar応援」キャンペーンを実施中!寄付での応援も受け付けています。詳細はこちら

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