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職務経歴書は何のためにあるのか

採用とキャリア戦略・サポートが大好きな@MihoMorikazuです。

普段は採用企業視点のnoteを書くことが多いのですが、今日は視点を変えて
「職務経歴書は何のためにあるのか?」について考えてみたいと思います。

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転職活動をしようと思った時に立ちはだかる壁の1つに「職務経歴書の作成」があります。なかなか大変な作業ですよね…。
最近では、職務経歴書の提出を必須にしない会社も出現して、職歴書不要説もでてきていますが、そもそも職務経歴書は何のためにあるのでしょうか

さて質問です!
- みなさんは自分の職務経歴書をお持ちですか?
- いつ、何のために作成しましたか?

「応募企業に提出しないといけないから作成した」
必要に迫られ、提出するために作成したという方が多いのではないでしょうか。間違いではないのですが、十分ではありません。

職務経歴書は"自分企画書" 

職歴書は自分企画書だと考えるとどうでしょう。
企画書は提出するために書くのではなく、企画を通じて得られるものを魅せるために書くものですよね。そのためには、過去と今を分解して把握し、目的や今後について整理しなければなりません。

職務経歴書も同じことです。
職務経歴書の作成を通じて自分自身の転職軸を知ることができるので、結構おすすめです!

- どこに向かうのか?
- なぜそこへ行こうとするのか?
- 決めるための価値基準はなにか?

を整理することで、後悔の少ない意思決定が可能になるのです。

採用・転職は、企業と求職者 [双方] がお互いをよく知った上で、上記の目的や価値基準と照らし合わせて選択を重ねた先にあるものです。

とはいえ、お互いをよく知るというのは、面談以降のフェーズに入ってからの話です。その前に、応募するか(面談に進むか)の判断があります。

転職先を探す時、求人サイトに書かれている情報やWebサイトをみるのではないでしょうか?
そこでまずは「応募するか否か」を判断することになります。書かれている情報が不十分であれば、「知るために応募しよう!」ではなく、「応募しない」を選択する人が大半です。

企業側が求職者を知るときも同じプロセスを辿ります。
というと、職務経歴書やプロフィールが果たす役割についてイメージが湧きやすいでしょうか。

自分のことを十分に理解されないままご縁を失っていくのは残念だなと思います。

職務経歴書の目的:まとめ

▽ 職歴書は自分企画書
これまでの経験をただ羅列するのではなく、
- どこに向かうのか?なぜそこへ行こうとするのか?(転職目的と理由)
- どうしてそこへいけると思うのか?(過去の経験からエビデンス)
を示すために書く 。

自分自身の転職軸を知るためにも上記整理が有効です。

本当は、節目ごとに職務経歴書をアップデートするのが好ましいのですが、「何のためにここにいるんだっけ?」「ここで何を実現しているんだっけ?」だけでも定期的に振り返ることをお勧めします。

転職活動のためではなく、自分自身のキャリア形成のために。

転職は手段の1つでしかありませんし、最適解とも限りません。
「転職しない」という選択肢がその時の正解!ってこともたくさんあります。

▼自分にとってベストな形が知りたい方はこちらから▼


さいごに (余談です

人事(採用・制度)のキャリアも長くなってきましたが、これまで長くキャリアコンサルタントをしてきました。

数多くのレジュメ(職務経歴書)に目を通してきた結果、
ある時から、レジュメをパッとみただけで見るべきポイントがピカーンと光って見えるようになりました。

「これは何だろう?」と不思議だったのですが、 最近読んだ本によると
「何を見るかを強く意識していると、みた瞬間に重要なところがパッと浮かび上がって見える」らしいです。
確かに、採用に関する数字も、みた瞬間に異常値が浮かび上がって見えてくるなぁ…と納得!(そのほかの数字は全く光って見えません 笑)

みなさんには、「光って見えるもの」ありますか?

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