見出し画像

【阪神大賞典】ディープボンドがいよいよ始動…今年一番楽しみなレース。初心者でも馬券を当てられるポイントを徹底的に分析・解説。注目はあの馬【2022】

楽しみじゃ。

先週の金鯱賞。注目として言っていたジャックドールですが、予想段階でも前が残りやすく試金石とするにも物足りないレースかなぁと指摘した通りの結果だと個人的には思いましたね。個人的には、ちょっと残念。将来性があるメチャクチャ良い馬なだけに、違うレース展開が見たかったなぁ…と。まぁでも、有力どころがあの競馬するのはわかっていましたからね。逃げ馬としてのこの馬をもっと見ていたい!って人も多いでしょうし。これで良かったのかな?

軽く内容に触れておくと、『レコードだ!!』って話題になっていますけど出走13頭中9頭が上がり34秒台とかいう馬場ですからね。文字通りの超高速馬場です。ようは、苦しそうに見えても後継ラップで全馬伸びてるんですよ。この日天気が良すぎて9Rからして既にヤバイ馬場になっていましたからね。条件戦で日本レコードと1秒差って言う。近いのがアーモンドアイが世界レコードで勝ったJCですかね。この馬場にされたらもう内々で前に行った馬じゃないと物理的に勝てないっていうアレです。これは、評価真っ二つに分かれそうですなぁ。大阪杯に向けての予想としては最高に面白いですがw

金鯱賞自体は言ってた通り馬券的には面白くないと感じたので大人しく静観。個人的には、ハッキリ言って見たいレース展開では決してなかったのでやっぱり試金石としては信憑性が薄味ですかね。以下、大阪杯で想定される馬券の組み立て方としては…

1.ジャックドールを中心に買う派

2.ジャックドールに流れてありがたいエフフォーリア派

3.この2頭を中心に買う派

4.その他

この4つですね。オイラの中でも、既にもう頭の中で予想は出来上がっていますねw こうしよう、っていうのが。大阪杯までのお楽しみということで。

で、今週。いよいよディープボンド君が始動。現役でオイラが1番好きな馬。無事に走ってほしいのはまぁもちろんですが、現役5歳でどの程度の実力が保てているのかが問題ですね。

ここで、去年や今年に入って馬券を購入し始めて、なかなか当たらず困っている人にちょっと解説。以下のポイントを知っているだけでも馬券って取れますので。

阪神大賞典に限らず、金鯱賞でも全く同様でしたけど有力どころは前哨戦で勝つ必要性はないのでここを全力ってわけでは絶対にないんですよね。本当にここ覚えておいた方が良いです。有力どころが前哨戦で本気で勝ちに行くなんてまずないので

例えば、ここで予想しているものも含めて今年オイラは購入している3歳戦でポコポコ馬券を当てていますけど、これも人間側への邪推が大きいっていうのは以前の予想や回顧のときにも言いましたよね。こういった人間側の思惑が一番出やすいのが、3歳戦なので。ただ古馬戦も似たようなものです。

今回はディープボンドが典型ですけど、オイラは何ならここ2着とか3着とかでも全然良いと思ってるくらいです。というか、余力残した方が良いです。去年は馬場造園課によって造られた狂ったトラックバイアスがなかったら本番も99%ディープボンドが勝ってましたからね。その去年と同じ舞台なんだから、去年と同程度の力があればほぼ間違いなく勝てると思うので。普通の馬場さえ造ればね。まぁただ、今回は去年の実力が保たれているならば誰がどう見ても前哨戦からして抜けて強いのでここも勝つ確率が高いですが。

ここで重要なのが、斤量です。春天は58K背負わされることになるので、この負担重量に慣れていない馬ってその時点でパフォーマンス落とすことも多いんですよね。京都開催のときもそうでしたけど、春天が荒れまくる大きな要因の1つです。

GⅠ戦線でこの臨戦過程というか、負担重量のハンデってメチャクチャ大きいです。この負担重量の経験をしているっていうのも、やっぱり有力どころ、つまりディープボンドの優位性なんですよね。この馬は春天だけではなく、フォワ賞ですら58k背負って勝っていますので。ようは、斤量負けしないっていう実績が既にあります、前哨戦のここで無理させる必要性はない=楽させることができる、わけです。他の有力どころは、まずこのアドバンテージを潰せるだけのパフォーマンスを見せなくてはいけません。

例えば、今回出走するメンバーで人気になっているマカオンドールって55kなわけですよ。現状ですら2キロの斤量差があるわけですから、単純な着差にすると約2馬身程度のハンデを貰っていることになります。ですから、パフォーマンス的にはここで仕上がり7割から8割程度のディープボンドに3馬身以上は突き放して勝てるくらいの実力がないと本番じゃ逆転される可能性が高くなるわけです。当日は両馬とも58kになるので。

本番は58kといいましたが、マカオンドールの場合は万葉Sの段階で52kだったので、ここから本番まで斤量は+6kされます。単純計算で6馬身差の負担で、秒にすれば1秒から1.2秒程度です。ヤバくないですか? ようは、本番ではぶっつけでこれを跳ね返すだけのパフォーマンスを出さないといけません。これ、状況的には先週の金鯱賞と全く同じですよね。

GⅠ級の有力馬は、余力残しな上に負担重要で必ず他の馬よりも重い斤量を背負わされているので、絶対に前哨戦で無理しないんですよね。その影響もあって本番のGⅠになると前哨戦とは違った結果、つまり着差を逆転されるケースがメチャクチャ多くなります。

前哨戦ではあんなに楽勝していたのになぜ!?

と頭を悩ませる初心者の人って多いのですけど、それは前哨戦と本番じゃ全くステージが違うからです。負担重量からして違うので、同じように考えていたらまず馬券は当たりません前哨戦では異常に強くて、本番になると何故か馬券圏外まで吹き飛ぶっていう馬は昔も今もメチャクチャいるんですけど、こういうカラクリがあるためです。

長距離戦はもっとわかりやすいです。特に、近年は超高速馬場の影響でクラシックディスタンス以上の距離を連戦すると疲れが溜まって、連続好走できなくなるケースがものすごく増えているからです。超高速化が始まってから5年~6年程度で、中長距離路線で使いながら安定して成績を残すことができているのはキタサンブラックとディープボンドのたった2頭だけです。その前の時代ですらあのゴールドシップだけです。春天連覇を果たしたフィエールマンですら、春は本番の1戦しか走っていないです。それくらい、負担重量57k以上を背負って超高速馬場を走るのはツライわけです。この過酷なマラソンのデメリットは、既に実績の出しているディープボンド以外の全ての馬に当てはまります。そりゃ、馬も生き物なんだからしんどいですよね。

で、オイラがなんでこんなにもマカオンドールマカオンドール連呼しているのかというと、やっぱり客観的にはこの馬はジャックドールと同じだと思っているからです。金鯱賞の予想のときにも言いましたけど、良くも悪くも春天を占うのは新勢力であるこの馬です。金鯱賞の場合は、コース形態上で明らかに前に行く馬が有利だったので試金石にすらならないって言いましたけど、阪神大賞典は春天と親和性が高いので大いに参考になります

この馬がどういう競馬をするかによって、春天の勢力図は大きく変わります。例えば、ダイヤモンドSを勝利したテーオーロイヤル斤量+4kでディープボンドと戦わなくてはいけませんし、タイトルホルダーに関しても斤量-2kの状態で既に同馬に完敗しているので勢力図的には大きく変わらないのはわかりますよね? ここで大きく変えられるとしたら、父系も母系もスタミナの塊であるマカオンドールだけです。この馬がどういう競馬するかで、本番の春天の流れは全然違うものになるはずです。マカオンドールが好走できれば春天も面白いでしょうし、ディープボンドが普通に圧勝したら去年の勢力図通り実力的にはディープボンドVSタイトルホルダーが濃厚です。ただ、タイトルホルダーに関しては体調面で態勢が整うのか大いに疑問ですが…。

こう見ると、馬券的にも整理できてわかりやすいですよね。マカオンドールが既存勢力(ディープボンド他古馬勢)に先着できるかどうかだけを見ておけば良いだけなので。できると思うなら買えばいいし、無理と思うなら思い切って切れば良いわけです。

とか偉そうに言ってて、両方とも飛んだら笑うしかない(/・ω・)/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?