母娘
今生で
深く関わるために
母の元に生まれたと思っている
小さい頃から
いろんな想いを抱いてきていた
小さい頃は
父のことやお金のことで
苦労している
母をラクにさせてあげたいなどと
思ってきて過ごしていたが
オトナになればなるほど
この人(母)は
相当我が強いんだなと理解
世間体を気にしたり
その人自身を見ずに
会社や役職だけで
人を判断したり
母独特の価値観を
押し付けてくる
母(もちろん家族のことも)を疎ましく
「この人はなんでいつもこうなんだろう」
と思うことが増え
軽蔑し
怒りすら覚え
マックスに達したのが
26歳
実家を飛び出した時だった
実家は離れたけれど
いつも複雑だった
父が死んだあとから
さらに
母はおかしな方向に進んでいった
弟が統合失調症になり
母は右往左往してはいたが
次男ジャイアンとつるんで
人の悪口大会は
日常茶飯事
隣近所の人とは
もめてばかり
もちろん
親しい友人もいない
我欲が強く
父が残したお金も
見事に使い果たす
家の中は片づけられない
モノだけ増え
掃除もできない
最後は
汚屋敷ごみ屋敷
わたしは
母に用事があっても
気持ち悪すぎて
実家に入ることすらしなくなった
父が亡くなった後
20年間
こんな生活をしていた
母親も実家も
いつも黒いエネルギーが
うずまいてるように感じていた
母も弟もジャイアンも
ここで野垂れ死んでいくんだろうなと
思っていた
彼らの悪い考え方や心
汚い環境が
どんどん悪いエネルギーと
つながっていってるのが分かった
余命を知った長男兄と
協力し
実家売却し
母を施設にいれること
弟を母から分離させ
生活保護を受けさせるという提案をすると
猛反発を食らった
バカみたいに同じ話を
何度も何度もして説得にいった
最後は兄が大声で
母を怒鳴りつけ
無理やりコトを進ませた
余命2-3か月しかない
長男兄には
仕方なかったこと
母に「うん」と言わせたら
そっから
わたしが本領発揮
片づけ屋さん
不動産やさん
施設探しから見学
すべての段取りスケジュールを
最短で計画実行
2022年の秋は
本当に本当にすごかった
父が死んでからの20年
「本当に狂った生活してたね、全員解散!
って言えばよかったのにね」と
母本人が振り返る
「生き直しができてよかったじゃん」と
わたしがいう
20年間
ジャイアンと弟としか接してきてない母は
現在ケアハウスにて
個室だけれど
食事や風呂は
共同生活になり
人との会話の内容や
距離感のことを
社会勉強しているようだ
あのまま母が
実家に埋もれていたら
旅行に連れ出す気持ちも
間違いなく起こらなかった
今回の旅行中も
母の発する独特の
ネガティブな言葉に
敏感に反応するわたしもいて
いちいち
何度も何度も指摘もして
「これはこういうふうだと思うよ」と
伝えていく
母の発言に
イライラもするし
ガッカリもした
黒いものが
少しづつ取れつつはあるが
油断すると
そっちと繋がりやすい母だけに
少しでも純度を保てるよう
今回の旅行も然り
これからも
お楽しみを作っていこうと思ってる
「来月はさだまさし(Live)だからね」って
伝えると
それもとっても楽しみにしているようだった
母についても
実家についても
「どうしたらいいかな
こうしたらいいかな」
って
思い悩み
たまに苦しんだりもして
わたし自身が着実に
成長させてもらっている
今生はきっと
そんなお役目でもあるから
引き続きできることをやっていこうと思う
~余談~
母のお漏らし対策について
今回の旅行は
母のお漏らし対策を入念に
スケジュール全てに余裕を持たせ
1時間置きに
トイレに促した
すると
「ほぼ大丈夫だった」と
これまた本人の自信になったみたい
もう子供と一緒だね。。。
宿については
また後日
↓ここにも掲載されてる極上のお宿でした