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泣きたい私は猫をかぶる

この映画

ネットフィリックスの画面にいつもでていたから

気になっていた…

次女が

「お母さん、映画見よー」

と言って、いくつか候補を上げた中にあって

これにしよう!と、

一緒に見た。


私は猫が好きではない。

多分、嫌いなんだと思う。

子供の頃、よく家に入ってくる野良猫を

母が追い出していて、

私にとっても猫は敵だった。

嫁いだ家では猫を飼っていた。

足にまとわりついてくると

蹴っ飛ばす勇気はなかったけれど

ざわっとした。


そんな話はどうでもいい

この映画は面白かった。

ジブリの

千と千尋の神隠しのような

不思議な世界が描かれていて

危なっかしくてハラハラした。

主人公のムゲの

純粋な少女らしさが切なくて、面白くもあった

本当は泣き出したいのに、怒りたいのに、

そんな自分をかくして

明るくふるまっているムゲ

誰だって、言いたいことが言えずに

喉の奥に隠している。

全部吐き出せたらどんなに楽になるか

相手を傷つけずに

伝える方法は?

40年近く夫婦をやってきて

夫に本当の事を言えずにいたけれど、

近年やっと

それは嫌なんだと

さらっと言えるようになった

喧嘩になるのが怖くて言えなかったのだ

でも、それでは楽しくない

自分を偽っては長く続かない

「仲良くしていくから心配せんといて」

とお姑さんを送るときに誓ったから

本当の夫婦でありたいと願う。

猫になったムゲが人間に戻ろうとしたけれど、

変わらなかった時

「幸せな未来が描けないから戻れないの」

と言われた

そうか、幸せな未来を描く事

自分が幸せになるって信じる事

毎日の中の小さな幸せを大きく感じること

自分のお気に入りをたくさん見つけること

人と比べないこと

そうやって、日々を楽しもう。


映画はいつも自分とは違う境遇

違った考えかた、生き方を見せてくれる

だから面白い

ハッピーエンドが大好き✨





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