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コーヒー豆の話から分かるこだわりの話

こんにちは。


今日も来てくれてありがとう☆


今日は「こだわりってどういうことだろう?」というお話です。


みなさんは、「こだわり」ってありますか?こう言われるとちょっと考えてしまいますよね。

私はカメラで写真を撮るのが好きですが、そのカメラですら「こだわっていることは?」と聞かれると、ないわけではないですが、ちょっと答えに困ってしまいます


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先日、ナゴヤコーヒースタンドに行きました。(2018年5月3日、4日に名城公園で開催中!)



中部地区、福岡、奈良からスペシャリティコーヒーを扱う店が15店舗出店しており、さらにパンや雑貨、花などの販売、音楽の演奏も開催されるといういわゆる「マルシェ」的なイベントです。


突然ですが、私は、コーヒーが好きです。

焙煎された豆を買ってきて、家で豆を挽き、ハンドドリップで淹れて飲んでいます。


・・・と書くと、「優雅な生活」をしているのかと言われることがあるんですが、まったくそんなこともなく、休日でなおかつ、心にも時間的にも余裕があるときにやっている程です。(笑)


しかも、コーヒー好きと言いながらブラックは飲めません


でも、コーヒーが好きなんです。



こんなにコーヒー屋が集まるイベントもそうそうないので、これは是非行きたい!と思い、

夜勤入りの妹を誘って(子守り要員も兼ねて)行ってきました。


事前に「コーヒー飲み比べチケット」を購入し、5店舗で使える飲み比べをしました。


その中の1店舗で「うわ!これがこだわりか!」と感動した出来事があったんです。


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そのコーヒー屋とは名古屋・覚王山にある
note coffee house」さん。

他のほとんどのコーヒー屋が販売用のコーヒーとは別に「飲み比べ用」のコーヒーとして、大きいボトルなどにストックしてあるものを注がれたのに対し、note coffee houseさんはチケットを受け取ってからなんと豆から挽き始め、その間にお湯をヤカンに移し、ハンドドリップして渡してくれるという丁寧さ!


ただ、豆から挽くと、提供されるまで3~4分はかかるんですね。

この店が「上手だな!」と感じたのは、その「3~4分」をお客さんとのコミュニケーションの時間に使っている、ということ。

他の店は、もともと用意されていたボトルから紙コップに注がれるだけなので提供までに1分もかからないのですが、あえて「待たせる」ことによって、他の店と差別化が図れていました




で、その待ち時間でお店の人と話したとき、その説明のうまさ、深さにビックリしたんです。

お店の人はこう話してくれました。

「今日の豆はブラジル産のカチョエイラという豆です。豆のことは詳しいですか?あ、あまり詳しくないんですね。
他の産地の豆は、酸味が強いのが特長だったり、フルーティーな風味が特徴だったり、何か一つ飛びぬけた特長があることが多いのですが、ブラジル産の豆というのは一般の方が飲んだ時に「コーヒーの王道」という印象を持たれることが多いんです。
つまり、「これぞコーヒー」という印象。
ただ特長があるとすれば、「ナッツやチョコのような風味」がすることなんです。ただ、それが欠点になることも多く、後味がもったりするんですね。でも、今日の豆はブラジル産の特長のチョコ風味を持たせつつ、喉を通って鼻に抜けた時にフルーティーな風味を残すんです。しかも口当たりもモッタリせず、さっぱりしているので、おいしく飲んで頂けると思います。」


コーヒーができるまでの3分を使って、このように説明してくれたんです。本当はもっと細かく説明してくれましたが、おおまかにこんな感じ。


人に何かを教えたことがある人なら分かると思うのですが、何も知らない人にほど教えることって難しいです。

でも、こんなにも分かりやすくスラスラと説明できるということは、ちゃんと自分の中に落とし込んでいて、いつでもアウトプットできる状態に持ってきているということ。


注文があってから豆を挽き、提供時間までに客とコミュニケーションを取り豆に関する知識を専門家であるからこそ分かりやすく説明する、そしてますますコーヒーに愛着を持ってもらう

これぞ、こだわり

こだわっているからこそ、なせる技。


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飲み比べるって、店にとっては割とハイリスク・ハイリターンな感じがするんです。

私みたいにそんなにコーヒーの味が分からない一般人は、複数の店舗を飲み比べるなんてあまりしないから、その人の好みによっては店のイメージを下げる可能性も出てくる。


だからこそ、ただコーヒーを提供するだけじゃなく、どういうこだわりを持ってやっているのかを伝えるのって大切だと感じました


今回のnote coffee houseさんの対応は、とてもたくさんのことを学ぶことができました。


こだわりを持つこと

・それを分かりやすく説明できるようにすること

差別化を図ること


以前読んだ本にもこのようなことが書いてありましたね。(岐阜にある未来工業の山田さんの本)

本を読むのも好きなので、読書感想文的なものも書いていこうかな。


コーヒーが好きな方、是非足を運んでみてください☆

励みになります♡