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② 某SNSに入り浸る彼

一発目のデートから怒鳴りつけられたにもかかわらず、付き合い続けた。
「付き合う」と言っても、恋人同士になったという意味ではない。まだ、この時点で彼は私を恋人だとは認めていない。
おそらく、仕方なく認めるのは多分3年後くらいだったんじゃないかと思う。
聞いたわけじゃないから知らんけど、彼に微妙な変化が現れてきたから、私がそう思っただけだけど。

今回は、彼のメールについて書こうと思う。
実際、彼との付き合い始めはもう8年とか9年前になるから、忘れている部分も結構あるし、彼とのメールは全て削除してしまった。
最初は、SNSのメッセージ機能を使ってやり取りしていた。
彼はとあるSNSが本当に大好きで、仕事の連絡にもSNSのメッセージを利用していて(彼の仕事は堅い職業で、今考えるととてもSNSのメッセージを仕事に利用していたなんて信じられないけど)ちゃんと仕事専用のメールアドレスや個人のGmailは持っていたようだけど、そのアドレスを私が知るのはもっとずっと後のことだった。

前回書いたけど、彼はSNSの「飲み会コミュニティ」に参加していた。
他に自分で趣味のコミュニティを運営して定期的にオフ会を開いたりしていた。
今はその機能があるかわからないけど、そのSNSでは、その人のページを見たら、「○分以内にログインしました」と表示され、その人がいつSNSにログインしたかが分かるようになっていた。
さらに、彼を「お気に入りメンバー」に登録すると、わざわざ彼のページにアクセスしなくてもログインの情報が得られることに気づいた。
パターンがあって、「5分以内にログインしました」とか「10分以内に~」とか「1時間以内に~」、さらに、3日以上ログインしていなければ「3日以上ログインしていません」と表示されたと思う。たしかそんな感じ。

で、彼をお気に入りに登録し、観察を始めた。
彼の場合、夜を除いてほぼ「5分以内」だった。
彼は夜は早い。
9時には寝る。朝は6時くらいに起きてログインする。メッセージなどをチェックするのだろう。
そして、7時くらいに出勤のため一旦SNSを離れる。
彼の出勤時間は8時である。
8時を少し過ぎた頃に、またログイン。
その後はほぼずっとログイン状態が続き、午後5時の退勤時間に一旦離れる。
ずっと「5分以内」や「10分以内」だったのが「30分以内」とか「1時間以内」とかになる。
それで、だいたい30分か1時間以内には帰宅し、SNS再開。再び「5分以内」になっていると、私は安心する。

私は一日中、彼のログイン状態を常に確認していなければ気がすまなくなってしまっていた。
彼の生活パターン、例えば出勤時間が8時であるとか、家から会社まで30分程度という事とかは、全部彼のログイン状態から読み取って推測して知ったことである。

彼は、秘密主義だった。
私が彼についていろいろ質問しても、何も教えてくれなかった。
特に私を警戒しているのもあったかもしれないけど、だれにでもそうなんだと思う。

後日知り合った、彼の友人が言っていた。
その人は、彼と同い年か少し上の男性で、付き合いは趣味つながりで10年くらいだったろうが、私よりは彼についてずっと多くの事を知っていた。家族のこととか、家の場所とか。
(彼の家についてはまた書かなくてはならない)

その友人(T氏とする)は、「彼は自分の言葉では何も語らない」と言っていた。
私が彼と別れたあとT氏と会う機会があり、その時にそんな話をした。
それで、どうしてそんな人と友達付き合いが出来るのかと尋ねたら、T氏は「お互い利用し合っているだけかもしれない」「周りの人たちも、彼の適当で自分本位な人付き合いのやり方に辟易している」「定年後は、誰からも相手にされないんじゃないか」などと言っていたけど、彼に利用するほどの価値があるのか、別の人で良くないか?と疑問に思った。

結局、T氏は言わなかったけど、T氏もまた、彼になにか魅力を感じるから、友達付き合いを続けているんだろうなと想像した。

彼のメールについて書く予定が、取り留めのない方向に行ってしまった。
メールについては次回書きます。
それでは。

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