チームO_写ルンです_171213_0025

運動会で「写ルンです」を配ったら大変なことになりました。

12月の運動会、なんてサンタクロースもびっくりだよ。12月9日は嘘みたいにあたたかくて、グラウンドは魔法みたいな光に包まれていて。

現像から戻ってきた写真は、まどろみの中で追いかけた夢のしっぽのようだったし、現実に戻って見返したら、突き抜ける青さに目が醒めた。

いい大人が集まって運動会をするなんて、最初はみんな冷めていたんじゃないかな。


走り出すと、止まらない。


遮るものがない場所で、影は伸びつづける

うさぎ。


プラスチックレンズ特有の逆光も、順光のパリッとした感じも好き。


ポカリスエットのスポンサー待ってます。


どう写ってるか分からないからこそ切れるシャッターには、勢いがあっていい。



シャッタースピードを超えてゆけ



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中高生の頃、どちょうど「写ルンです」が学校イベントの必須アイテムだった。憧れの先輩を探して、一緒に写真を撮ったり、残り何枚だっけと算段したり。

思い出は、時間が経つほど価値になる。

歳をとると髪や歯、骨密度や筋力は減っていくのに、思い出は増えていく。インスタントカメラの残り枚数が減っていくのと、そこに残った思い出の数は反比例する関係のようだ。

Lovegraphの代表・駒下がよく語っていることだけど、営業トークというより、自分自身の経験から抽出された言葉なんだと感じる。そして、これほど写真をやっていてよかったと思うメッセージはそうない。

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高校を卒業してぶりの運動会は、実行委員会として企画・運営することになった。各チームに「写ルンです」を配って、写真を撮ってもらおう、これだけは絶対やりたいと思っていたら実現した。写真が好きなひとたちが集まるのだから、たくさんの人の思い出を撮って残してきたのだから、今日は自分たちの1枚をわがままに焼き付けてほしい。

「絶対優勝するぞーーー!ファイッオーーー!!」なんて咆哮しながら円陣組むことになるなんて、思いもしなかった。想像以上に考えること、決めること、用意することの多さに驚いた。けど、このフィルムが現像から戻ってきたら、はるかに想像を超えてきた。

最初は「はじっこで応援してるだけでいい」と言う人もいたし、どうしようかと思ってた。私自身、いい大人が運動会なんて...と冷めていたのも正直な話。今思うと、恥ずかしいな。頭もこころも大きな子供だった!!

最後に、参加してくれたなこまるちゃんが素敵な言葉を残してくれた。

この日の写真を見返すと、ちょっとだけ、魔法を手にいれたような気がした。また、誰かをわくわくさせたくなるじゃないか。


photo by 2017/12/15追記
カバー,20枚目▷たいしょー
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2枚目-おんなの子▷なな
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8-影,9-うさぎ,19-ハイタッチ▷ゆうき
 [Tw:@niko_ucchii]
1,12-ふたり,18-ゴールTommy 
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10-背中渡り▷こうよう
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クレジットのないものも含め、全ての写真はLovegraphの運営、所属フォトグラファーと、その家族、友人、写真繋がりのモデルさんが撮影してくれたものです。




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