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「苦手」がわかってきた話

今日もESLのお話。私のつぶやき。

先日図書館の先生に「午後演奏会やるからきてよ!」と言われて、ヒスパニック系のおばちゃん2人に「あなた、リターンしてくる?私たちは戻ってくる!」と言われたので、適当にご飯を食べて演奏会に戻ろうかなと思った。
ヒスパニック系のおばちゃん2人は本当に陽気でちょっと私もお茶に混ぜてもらいたかったけれど、なにせ英語がなかなかのレベル(低)のでこりゃ3人で会話不成立だわと思って「混ぜて~」というのはやめた。恐らくスペイン語で盛り上がるだろう。

英語がなかなかのレベル(低)というのは私も低いので補助がないと成り立たないからだ。今までは同じレベルの人と話せば上達するのかなと思っていたのだけど、恐らくそれは違う。
例えば「今日ハ、ゴハン、ヨイテンキ。イヌ、ヨカッタ。アカルイ」と日本語勉強中の人に言われたら、私は日本語のネイティブなので「あ、今日ご飯食べて美味しくて(もしかして外で食べたのかな?)犬可愛かったのかな」となんとなく理解してあげられるけど、あっちゃこっちゃ英単語が飛ぶ人の話は理解できない。(もちろんお互い様)
と最近激しく実感するようになって、今までは会話不成立なのは自分が悪いと思っていたのだけど、英会話の先生とは少し会話できるからお互い様かなと思うようにしている。

余談はおいておいて、図書館に戻ったらなんとOver60を対象としたコンサートで34歳(推定年齢USでは15歳)の私の行くところではなかったし、絶対スペイン語で盛り上がったのだろうと思われるヒスパニック系の2人は戻ってこなかった。

先生もOver60くらいは説明しなさいよねと思いながら、まぁせっかくなので演奏会を聴いていた。

演奏会の話を少しだけすると、Klezmerという種類の音楽だった
東欧系で広まったユダヤ系音楽。日本ではあまり馴染みがなく、初めて聞いた感じだったけれど、私の好きな感じで最近リピートしている。という新しい発見もあったけれど…。でも先生これは私は場違いだよ。

恐らく先生はこのブログにたどり着かないであろうから、書くけれど正直あんまり好きではない…。ただ家でぼーっと過ごすよりはマシかなと思って続けている。土曜日のESLが楽しいので余計に感じる。

まず口癖が「イングリッシュイズノットイージー」であるところ。何かにつけて「英語は難しいよ。なめるなよ」みたいなことを言う。なめるつもりはないけれど、「英語なんて気楽だよ!」って最初に教えてくれた先生が好きだったのでこの口癖はあまり好きではない。
あと単語の説明をひたすらしてくれるのだけど、微妙に「私は先生だし、生まれも育ちもニューヨーク!すごいだろ!」みたいな空気も説明のたびに感じる。マンハッタンとクイーンズとブルックリンのことを相当特別な地域だと思っているような説明が多い。

そして、もう一つ。ウクライナ人の子とロシア人の子が隣に座って自己紹介をしたとき。「政治的にはアレだけど、仲良くね」と笑いながら言ったこともなんだかな~と思ってしまった。恐らくそのウクライナ人の子は今日ペアになって話した時に「私が住んでいる地域寒いんだよね」というのは「どこ出身なの?」と聞いたらすごく嫌な顔をして「ウクライナ」と答えた反応からあまり話したくないんだろうなと思った。そりゃそうだ、聞いたら5カ月前に渡米してきたらしい。

前に行っていたESLでスーパーおじいちゃん(ロシア・イタリア・スペイン・英語・ウクライナ語が話せる人)で「生まれはウクライナ、その後すぐにイタリアに行った」という方がいた。だから深刻さはあまりなくて、ロシア人にも「ロシア語も話せるよ!」などと言って仲良くしていたし、周りも気にすることはなかったのだけど。
でも1度だけ嫌な顔をさせてしまったことがある。
「ロシア語も話せるんだ」と自慢(?)してきたので、「えー、すごい!ロシア語もウクライナ語も語順は英語と同じなの?」と聞いた。すると「同じ括りにするのはやめてよ」みたいなことを言われてしまった。私としては同じ括りにしたつもりは1mmもなくて、でもごめんとしか言いようがなくって。その時にやっぱりここは日本とは違う、気を付けないといけないんだと実感した。私としては「韓国語と日本語の語順は同じらしいね。英語とは違うからムズカシイわよね」みたいな会話をしたくらいだった。

だからこそ、やっぱりなんとなーく今の英語の先生大好きです!ついていきたいです!とは強く言えないなぁなんて思っている。

と同時にちょっと私英語の成長やっぱりしているんじゃないかなぁと思った。今までだったらポカンとしていた会話やニュアンスがわかってきたこと、英語が話せる人=無条件に全員カッコいいみたいな価値観が消えていること。英語を聞くにしても話すにしても「自我」がでてきたのかもしれない。子供育てたことないけれど、イヤイヤ期のような。

ちなみに土曜日のESLは本当に楽しい。9:30~14:30という長いクラスなのだけど、全く時間を感じさせない。何ならまだまだ教えてくれ!14:30なんて!という気持ちになる。
これで3ヵ月60ドルなんて本当に破格だ。しかも大学の施設を借りて。

これはメキシコチームが持ってきてくれたお菓子。
激辛、でも日本にはないお菓子でめちゃくちゃ美味しかった。
一気に体調崩しそうな味したけど。

ただやはり色んな民族の方と勉強するという機会は日本ではないと思うので、このまま引き続き頑張って図書館に通おう・・・。


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