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体に良い食べ物は、みんなそれぞれ違う〜ホリスティック栄養学コンセプト①

私が学んでいるホリスティック(統合)栄養学のオンラインスクールIINでは、核となる3つのコンセプトを提唱しています。

1、バイオ・インディビジュアリティ
2、プライマリーフード
3、セカンダリーフード

今日は、まず最初のバイオ・インディビジュアリティについて説明します。

Bio:生命
Individuality:(個人的)特性、性質

直訳すると「人間の個人的特性」とかいう意味です。

要は、人間ひとりひとり体質は異なり、適した食事法や健康法などもみんなそれぞれ違うんですよ、ということです。

例えば、和食は日本人の私たちにとっては最高の健康食ですが、アフリカ人がずっと和食ばっかり食べていたら何かしらの体の不調が出る可能性があります。

より具体的な例では、便秘にはヨーグルトというけど、私はどれだけヨーグルを食べても便秘が改善しない、とか、友人はベジタリアンになってすごく健康になったのに、私は体がだるくてしょうがない、とかです。

特性を形作る要素として、人種、性別、遺伝、年齢、生まれ育った土地などが思いつきますが、その他にも、胎児だったときの母親の食生活、育った環境、宗教、仕事、人間関係、ストレス、など実に多様な要素が絡んできて、その人だけの「個性」が形作られるのです。

巷では、〇〇ダイエットとか、スーパーフードとか、何が良い、何がダメだ、など、毎日のように新しい情報が飛び交っていて、とても混乱しやすい時代に私たちは生きています。

多くの人に有益な結果をもたらし、化学的にも立証されたデータをいち早く入手できるのは、非常にありがたいことですが、それが自分に合っているかどうかは、結局のところ自分にしか分からないのです。

気になった食事法を、興味を持って試してみるのは素晴らしいことです。それにより、自分の体や趣向などがよく理解できますし、新しい食文化との出会いもあります。

しかし、明らかに体に問題が生じてきているのに無理して続けるのは、体に毒なので、すぐに軌道修正した方が良いでしょう。

あまりストイックにならず、試行錯誤を重ねながら自分に合ったものを都度選択していく、そのプロセスをぜひ楽しんでいただきたいです。


次回はプライマリーフードについて説明します。
お読みいただきありがとうございました。

ホリスティック栄養学の記事まとめ

食事よりも大切な栄養素〜ホリスティック栄養学コンセプト②
食の選択には理由がある~ホリスティック栄養学コンセプト③前編
良い食生活のために一番大切なこと~ホリスティック栄養学コンセプト③後編

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