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鬱病経験者は語る。阪神の野手陣は強くなっている

タイトルは適当なのだ。

僕は関西出身ということもあり、親が阪神ファンなのでつられて阪神ファンになり、2003年僕が小学生の頃に金本や矢野の活躍を見て、熱狂的な阪神ファンになってしまった。

だが残念なことに2005年の優勝を境に、わが阪神タイガースは優勝していない。年によっては先発ピッチャーが足りないだったり、打線が弱かったり、して戦力がチグハグなこともあり、優勝できない。

2008年や2010年など惜しい年もあったが、この15年でAクラスにはなるものの、何かが足りないのか優勝できていない。よく言われるのはドラフトがうまくない・生え抜きの育成が下手だからだとよく言われる。

確かに昨今の優勝するチームはスタメンは生え抜きが多く見受けられる。補強の巨人と言われるが、不動のショート坂本・エース菅野・四番岡本は生え抜き選手だ。阪神は中々スタメンを張れる生え抜きがいないうえに、失礼な言い方ではあるがベンチの選手もあまり期待が持てない状況だった。

それでも優勝はできずとも、Aクラスに残ることができたのは外国人選手やFA、海外帰りの選手を補強しながら、継ぎ接ぎのチームの中でそれなりに勝つことができたからと推測する。

そんななかなか優勝できないチームではあるが、阪神のスタメンや一軍に定着する選手を見ると生え抜き選手が多くなっているように感じる。なんならチームで一番HR打っている選手は補強した選手ではなく、生え抜きのドラ1である。

2020年9月29日時点で2位であるが、前回2位になった時(2017年)と比べると内野手の生え抜きが増えてきている。下で2017年の選手の数を比較をしてみたので見てみてほしい。


【2017年】

投手:33人(内生え抜き:27人)

捕手:7人(内生え抜き:7人)

内野手:14人(内生え抜き:9人)

外野手:12人(内生え抜き:10人)

計66人、内生え抜き53人

【2020年】

投手:36人(内生え抜き:27人)

捕手:7人(内生え抜き7人)

内野手:13人(内生え抜き11人)

外野手:12人(内生え抜き9人)

計68人、内生え抜き54人


以上を見ると、外野手は生え抜き選手の数が減っているが、それ以外は割合的に増えていることがわかる。ただ2017年のスタメンデータベースを見てみるとわかるが、この時期から生え抜き志向になっている。比較するならもしかしたら2014年と比較すべきだったかもしれない。

僕は生え抜き至上主義というわけではないが、チームの中での生え抜き選手の数が増えてきて、チームの柱や基礎になりつつある状況というのはチームが継ぎ接ぎ補強した強さではなく、ベースができておりチーム力として強くなっている証左なのではないのかなと思っている。

だが今年はおそらくは優勝することは難しいだろう。ただ長年阪神の課題であった中堅層やベンチがスカスカといったような状況ではなくなっており、ベンチメンバーも打撃も.260~280は期待できるだろう。つまりチームの層は厚くなってきていると感じる。

阪神の野手陣では梅野、大山、近本、糸原が奮闘しており、他の野手は中々突き抜けた成績を残すのに苦労しているところがある。しかしながら、かつてのメンバーと比べると一軍の試合に出ても試合になるくらいにはレベルアップしている。

一軍の選手がそれなりのレベル(打率で言うと.260~.280は期待できるレベル)で戦えるチームというのは少し2003年の阪神っぽさを感じている。あの頃はベンチメンバーも沖原、上坂、秀太(秀太はあまり打撃に期待ができないが……)と、スタメンでも戦える生え抜きが多かったし、スタメンも今岡、赤星、藤本、桧山と生え抜きが張って活躍していた。

今シーズンボーアやサンズの加入により優勝が期待されていたシーズンだったが、結果として阪神は巨人に大差を付けられ2位になっている。しかし、この2位はつまらない2位というわけではなく、生え抜き選手と補強選手が奮闘し活躍し勝ち取った2位であり、来シーズンに向けて明るい話題が多いと感じている。もちろんサンズ、ボーア等補強した選手がいなければ取れない2位ではあったが。

今年の阪神の戦いはかつて2014年のような継ぎ接ぎ補強して2位ではなく、右肩上がりが期待される・期待できる順位であると僕は思う。まだ優勝の可能性は残っているが、正直厳しいと考える。来年以降は真の強豪チームになれるようなチームビルディングをしてほしいと願いばかりである。


簡単にまとめます。

なんだかんだでチームの課題であった、中堅層が少ない・選手層が薄いという課題はかつての若手積極起用によって、解消された状況にあると思われる。継ぎ接ぎ補強ではなく、チーム力を高めた結果としてのこの順位はポジれると思う。

「あと少しの補強と選手の成長で阪神は優勝を目指せる」阪神タイガースはそんなチームになったと僕は考える。チームの底上げできたのは和田豊元監督、金本知憲元監督のおかげであると言えるだろう。


長々と書きましたがTwitchでゲーム配信ニコニコ動画で実況動画上げてるのでよかったら見てください。

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