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新米ST、集団リハビリの課題作成に四苦八苦


私の職場ではSTが主体となる「言語障害者限定のデイケア」を行っています。

(うまく検索すると集団リハビリブログ出てきます。宣伝です)

失語症、構音障害といった言語障害の方が対象で、1日を通してデイの職員と学生ボランティアさんと一緒に、集団向けの課題を行います。

私の仕事は、課題作成とデイの司会進行と雑務。またこの時だけは併設の病院STさんと一緒になって行います。

老健配属されて、その日にさっそく集団リハビリの課題作成を命じられました。

言語リハビリ室には課題の参考になるレク本がズラリ。

その中から、言語障害の方が楽しんでもらえるような・尚且つ言語障害に焦点を当てた課題を作成しなければいけません。

「ど…どうやって作ればいいの…」

レク本の他に言語障害向けの集団リハビリの本を買って、毎日本とにらめっこ。

そして初めての利用者さんに提供した課題は「反対語クイズ」

グループに分かれてもらって、反対語(例:熱いの反対は?)の問題に答えてもらうというもの。

結果・・・グループ分けからグダグダ。病院STさんにも助けてもらいながら、課題の説明を行うが、緊張と失敗したくないという思いで手が震えて文字が書けませんでした。

問題を出すときもクイズを床にばらまいてしまったり…もう泣きそうでした。

でも利用者さんたちが拾うのを手伝ったり、ゲーム理解が出来ず失語症の利用者さんが困っている所を、構音障害の方が私の代わりに説明してくれたり…。

課題でいっぱいいっぱいでしたが、その中でしっかり利用者さん同士が助け合って課題を熟していました。

その姿をしっかり見ることができるようになるまで数か月掛かったのでした。

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