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生活期のセラピストになろうと決めるまで…。その③

利用者さんと共に歩く。生活期のSTとして。

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Aさんとの出会いによって病院でのリハビリに疑問を持ち、生活期のリハビリとは何だろうと考えるようになった。

そして、もう一つ転機があった。それは2015年の介護保険改定であった。リハマネ加算Ⅱを算定するにはケアマネさんやほかの事業所と密な連携を取らなければいけなくなり、ただリハビリをすればいいというわけではなくなった。

(私の職場はリハマネ加算Ⅱを取る事には消極的。一部の利用者さんには加算を取っている状態。次の改定でやられそうな気がする。大丈夫かな…)

リハマネ会議に参加し、利用者さんと家族の話が聞けた事は本当に大きかった。利用者さんの生活が具体的に見えたし、家族の悩みにも出来る限りこたえていく必要がある事にも気づかされた。

なによりも家ではどんなベッドで寝ているのか、食卓はどうなっているのか、お手洗いは?入浴環境は?など、利用者さんの生活を間近で見れる…この仕事にワクワクと楽しさに魅了されていった。

利用者さんと日々生活に焦点を当てたリハビリを考え・行動し・怒られ…それでも挑戦して、こうして約1年半かけて「病院に転職したい」から「生活期のセラピストになろう」と意識が変わっていった。

利用者さんと利用者さんの生活を共に歩む。生活期のセラピストとして。STとして。

今後の目標は、訪問に出る。セラピストを地域に溶け込む方法を生み出す。色々な職種(医療福祉以外にも)とSTのコラボ展開…して地域に貢献していけたらいいな。

終わり。

#コラム #言語聴覚士 #苦悩 #リハビリテーション

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