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すず
2019年1月25日 22:32
少し酔いも冷め、居酒屋を後にする。時間は午前1時過ぎだ。二人でセントラルに出た瞬間、「ねぇねぇ」「二人でこれからどこいくの?一緒に飲まない?」金髪のギャル男風の男の子と爽やか明るめ茶髪の男の子、どちらもスーツ姿の二人が声をかけてきた。年は同じくらいかな。「行こうよー。初回なら安くするからさ。」無視してみても絶えず話しかけてきた。「えー」と沙耶が渋る。「いくら?かっこいい人いる?」
2019年1月25日 20:18
新宿駅東口を背にして右側へ進み、アルタ前の横断歩道を渡り暫く道なりに歩く、ドンキホーテ前の横断歩道を渡りセントラルに辿り着く。深夜0時過ぎだというのに、道すがらはネオンやお店の光、街灯が煌々としていた。人の多さも昼間と変わりはないが、人の種類が違って見えた。私の育った田舎町では、こんな人混みが見られるのはお祭りの時期くらいだろう。新宿はいつでもお祭りのようだ。妖しい危ういお祭りが毎日開催されてい
2019年1月24日 21:04
「ねぇ!」!?!?振り向くと金髪にサングラス、そしてツーピーススーツのいかにも怪しげな男が立っていた。「私ですか?」恐る恐る答えてしまった。「さっきからずっとここにいるよね?待ち合わせ?ナンパ待ち?」「待ち合わせ、です。」「キャバクラとか興味ない?もし待ち合わせバックれられたならキャバ体入しない?すぐいけるけど。」「いや…」すると、遠くから「亜依ー」と、やっと沙耶が現れた。沙耶
2019年1月23日 22:42
「亜依、終電で新宿にきて。案内してあげるから楽しもうよ」サークルで仲良くなった沙耶からの誘い。興味のあった私は快諾した。京王新宿駅の改札を抜けて、構内からJR新宿中央東口への道のりを人の流れに乗ってやっと中央東口へと辿り着いた。新宿に来るのは上京してから何度目か片手で数えられるくらいだ。まだ、この夜の人の多さに私は慣れていなかった。改札を出て、左方向へ進むと[歌舞伎町方面]という矢印を発見し、