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episode5 JJbisの女子大生に憧れる

今は無き雑誌[JJ bis]にお嬢様なお金持ちの女子大生が沢山載っていた。「JJ」の妹分女子大生バージョンの雑誌かな。私の通っていた女子大にも、友達にも載ってる子がいた。私も彼女と同じサークルだったので、サークル写真に載っていたのを偶然発見して浮かれた。大学付近にも読者モデルスカウトや恋のからさわぎのスカウトが来ていたみたいだが、私の容姿なので声はかけられていない。

↑こんな位可愛い子達ばかりだったのです。

某有名女子大生になってみた感想。友人や先輩達みんな、雑誌から出てきたように朝から可愛い。美人。登校bagはブランドバッグ、アクセサリーも洋服もブランド物。驚いた。
駅から学校まで歩くんだけど、ヒール。
一回、私がパーカーにジーパンに運動靴にすっぴんで講義に出たら、友人に「寝坊したの?パジャマだよね、それ。大丈夫?体調悪い?」って心配されました。恥ずかしい。

田舎の娘であり、中流家庭の私。精一杯憧れのみんなに追い付こうとした、bagはSamantha Thavasa、服はきれいめ神戸系(セシルマクビーやしまむらやハニーズで実は購入)、父から貰った偽物疑惑のロレックス、母から譲り受けたダイヤのネックレスと指輪、エスペランサで買ったヒール靴。初めの私はこんな感じでした。
まだ、都会にしまむらもハニーズもあまりなくて被らなかったしバレなかったのが幸い。友人からの「その服可愛いね、どこで買ったの?」発言への答えはいつも「どこだっけ?忘れちゃった。」でした。

ヴィトンのネバーフル、エルメスのガーデンパーティー、エルメスのバーキンにカルティエやシャネルの時計、エルメスのベルト、バーバリーの傘、バッグ、カルティエやシャネルのアクセサリー、ディオールのTシャツ、バーバリーの服etc.…
欲しくて欲しくて仕方なくなってしまった。
のちにそれらを手に入れる為にバイトを始めることになる。

両親や祖父母には、某女子大に入学させてもらって、入学金も授業料も教科書も払ってもらい、一人暮らしの家賃も払ってもらい、生活費も払ってもらい、一人暮らし生活用品家具一式を買ってもらい、これ以上甘えられなかった。しかもブランド物が欲しいって羨ましいってだけで。

いただいたサポートは娘の将来の為、生活等に使わせていただきます。