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生産者のこだわりがあふれる幸せ空間「稀人マルシェ」に行ってきた

12月21日午後。ひっそりと楽しみにしていたイベントに行ってきた。
その名も「稀人マルシェ」。

稀人ハンターとして全国各地の“稀な人”を取材して回るライターの川内イオさんが主催するイベント。イオさんが取材で出会ったおいしいものが全国から集まるというから、見逃すわけにはいかない。
どんな作り手の商品が集まっているのか、事前にイオさんの執筆された記事を読んで会場のある恵比寿へ向かった。

マルシェのオープンは15時。15時を少し過ぎた頃会場近くに着くと、すでに歩道まで列が出来ていた。

寒空の下並ぶこと約20分、ついに入店。

お目当ては、購入するのに一時は5年待ちだったという通販専門のヒヨリブロートのパン。私はパンが大好きで、大学時代はきっちり4年間地元のパン屋でアルバイトをしていた。
特にドイツ系のパンに目がなくて、「ブロート」という言葉には無条件で反応してしまう(書いていて我ながら引く)。

会場は5人も入ればいっぱいになってしまうほどの広さだった。それでも入店制限がされていたので、ゆったりと見ることができた。

店内には作り手の紹介と一緒に陳列された商品。
なぜかこの小さな空間にいるだけで幸福度がすごかった。エネルギーの高いものに囲まれるとほくほくするらしい。

海苔にお茶にりんごジャムにパン。どれにしようかしら…ときょろきょろしていたところに主催者のイオさんが「これ試食します?」とフランクに声をかけてくれた。

試食させてもらった「いちりんごちっぷす」は、ぎゅっと味が詰まっていて、チップスなのにびっくりするほどジューシーだった。これで油も砂糖も使っていないというから驚き。ちなみに一袋1,000円。迷わず手に取った。

あとはヒヨリブロートのパンと、福岡の名店パンストックのパン。
買ったのは(右から時計回りに)
「りんごラムアーモンド」(ヒヨリブロート)
「キタノカオリ」
「チョコブリオッシュメロンパン」(どちらもパンストック)

行く前は正直、安くはないだろうしどれか一つを厳選して買おうと思っていた。
だけどイオさんの記事から伝わってくる作り手の尋常じゃない熱量と、「このタイミングを逃したら次いつ出会えるかわからない」というファン心理(食い意地ともいう)により私の両手はあっという間にいっぱいになった。ストーリーのある商品にはどうしても惹かれてしまう。

ああ、食べるのが楽しみだなあ。
恵比寿のギャラリー山小屋にて12/23(土)まで開催です。

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