今泉力哉監督と松居大悟監督の対談イベント
5月7日(日)
今泉力哉監督×松居大悟監督の対談イベントに行ってきた、備忘録。
(すごく楽しみにしてたイベント…!)
今泉監督作品で観たことあるのは
「知らない、ふたり」「愛がなんだ」「アイネクライネナハトムジーク」「あの頃。」くらい
独特な間が好きなときと苦手なときがあって、気になるなとは思いつつ後回しにすることが多いんだよね。
今回は
今泉監督作品「窓辺にて」(ごろさん主演で結構評価いいから観てみたかったの)
と
松居監督作品「手」(日活ロマンポルノ50周年記念作品)
の二本立て。
去年の7月にあった松居監督のティーチインに行って、それぶりの目黒シネマ。
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自分用の備忘録なのでダラダラ記録していきます〜
年齢は今泉監督の方が歳上だけど業界的には大体同期らしく、
松居監督は今泉呼びなのに、今泉監督は松居さん呼び笑
もう既におもろい
(終始お二人の掛け合いが面白かったのに、私が文字に起こすとなんだかめちゃくちゃつまらなくて勿体無いな…)
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●「ちょっと思い出しただけ」と「窓辺にて」は小道具(本、看板)が被ってる
●「窓辺にて」
・ティナちゃんがマスカット一粒落として、ごろさんがそれを拾って置き場に迷ってたシーンは偶然。
・客席質問
「こうゆう関係もうやめよ、ご飯とかにしよ、MAXで焼肉」って不倫相手が言うシーン、
MAXで焼肉ってなんかエロいなって思ったんですけどそうゆうの意識して焼肉をチョイスしたんですか的な質問
→
意識していない。笑
監督自身が食にこだわりないからか、食べ物の引き出しがない
松居監督も食事のシーン撮るとき、意識して食べ物に意味合いを置いたことあんまないかも、と。
じゃあ…
ベタじゃない性的食べ物とかってなんだろ…?
一周回ってカレーとか、と松居監督
●「手」
8日間で撮影、順撮りじゃなくて最後のお風呂のシーンとかは2日目に撮影した。
アドリブは殆どなくてほぼ台本通り。
主役の福永朱梨さんはリハとかをしっかりやる方で、何度も打ち合わせした
松居監督は普段セリフこうした方が言いやすいって言われたらそっちにしたり、その場で台本変えてく
役者さんを役に、また役を役者さんに寄せる、近付ける作業をする
●キャスティングについて(今泉監督)
面白い人をキャスティングしたい
舞台とかと違って毎回よくなくていい、一度だけでもいいの撮れたらそれでいいから。
逆に上手くない方がいいし、不器用な人がいい
●2人のシーンとかを撮るとき(松居監督)
あっちが盛り上がってるとき、こっちは一緒に感情が乗らないように、一歩下がって俯瞰して撮影するよう心掛けてる
…
…
この撮り方結構大きいかも。
ふふん楽しそうだねと見えちゃうと一気につまらなくなるんだよね
内輪ネタじゃんとか考えるとすぐ冷める
「ちょっと思い出しただけ」もだけど、「手」もなんか別に共感とかはないのに、結構感情移入したまま最後まで観れた
アドリブじゃなくて、あえてガチガチに作り込んだ台本で、役自体を役者自身に近付けようとしてくれる松居監督だからこそ引き出せた、よりナチュラルで自然な演技なんだと思う
なんだろう、RRR観たときに
めっちゃかっこいいし面白かったんだけど
もし家で観たらこの最高潮のテンションに乗っかれない、置いてかれそうな気がするとか思っちゃって。
映画館で観たから没頭できたけどね
手、主役の福永朱梨さんは勿論、演技がよくてみんなが可愛かった
クズな金子大地も、下心丸見えでジビエに連れてくけど意外に若い子との距離の詰め方がわからずさわ子にタジタジな上司のオジさん津田寛治も愛らしい
ロマンポルノって難しいけど、これはただエロい作品とかじゃなくて、対人関係の難しさとか家族の在り方とか。意外と見やすかったって印象。
勿論性的シーンはあるけど、その他のシーンとの温度差とかもそんな感じなかった かも
余談、福永朱梨さんが平野紗季子氏に似てた
(他に言ってる人見かけないし普通に髪型のせい)
それと、松居監督ってキムミンソク氏感ない?
(思ってるの絶対私だけ)
あと調べたらさ、
今泉監督って一回よしもとの養成所入ってて
同期に和牛、かまいたち、藤崎マーケット、天竺鼠とかがいるらしい笑
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とにかく伝わってくるお二人の仲の良さと質問に丁寧に答えてる姿に誠意を感じて、とても気持ちがよかった
てか、松居監督ティーチインの日の記事読み返したら私ほぼ似たようなことしか書いてないじゃん
まあ結論去年のことだってすぐ忘れちゃうような奴なんだから今思ったこと書いて記録だけでもしとくわ〜
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