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Kawaiiの国で成熟について考える

Kaoriちゃん、こないだはビデオ通話で少し顔を見て話せてよかったよ。 Mariano君にもHola!って言えたし。異国で暮らすなら、夜を一緒に過ごす人がいるってやっぱりいいよね。

さて、今日は前々から考えていたことに自分なりに納得のいく解が出たのでKaoriちゃんに聞いてもらいたくて書いています。

Kaoriちゃんともよく話したけど、「Kawaii」ってこの国の独特の文化でしょう?別にそれを全面否定したいわけじゃないんだけど、一方でひととして成熟していくにはどうしたらいいんだろう、そもそも成熟したひとってどんなひとだろう、と折に触れて考えていてね。

わたしはひとの心に興味があって心理学のネタもよくフォローしているから、そのなかで言及される「男性性」「女性性」が大事なのかも、と思うようになりました。

性別に関係なく、誰のなかにも「男性性」「女性性」ってあって、それの濃度がひとそれぞれ違うと思うんだよね。男性性が強いひと、女性性が強いひと、どちらも半々くらいなひと、場面や年齢によってそれが変わるひと...色々だと思うの。

成熟したひとって自分のなかの男性性、女性性がそれぞれ成長していて、なおかつそのバランスが(自分なりに)とれているひとなんだと思うようになりました。

男性が自分のなかの女性性を否定していると、極端にマッチョ思考になったり、女性が自分のなかの男性性の成長を促してないと、何かや誰かに延々と依存するタイプになったり。

それって、わたしの思う「成熟したひと」ではないんだよね。

で、話はここからなんだけど(前置き長い)、

ここ福岡は住みやすいけどArtがない街だよね、正直つまんないってよく話してたじゃない?しかも福岡の人はだいたい福岡が大好きだからあまり大きな声でそれが言えない、と。

以前、何かで読んだことがあるんだけど、福岡外から越してきたひとたちの座談会で「(街のことについて語るくだりで)だって女性はファッションとスイーツが好きなんでしょ、みたいに馬鹿にされてる気になる」とそこに参加していた関東から来た女性(匿名&覆面w)が言っててね。すごく印象的で覚えていたの。街の文化度について彼女も言っていたんだけど。

確かに、お金を使う場所がショッピングと食しかない(まぁ、わたしの地元に比べたらそれでもショッピングと食があるだけ万々歳なわけだけどさ)。でも女性たちもその枠のなかでそれなりに楽しんでる。なんでだろ〜って思ってたんだけど、あ、これ、男性性と女性性の問題だわ、って。

「男」「女」の棲み分けがまだまだ色濃いこの街では、"男性側の女性性"も"女性側の男性性"も成長&成熟してないんじゃないかなと。「感情」って女性性の分野だけど、そこを成長させていない(というより麻痺させないとやってけないのかもしれないけど)男性たちの街でArtが息づくわけないんじゃない?って。

で、じつは女性も男性の考える"女性の枠"のなかで生きてるなと思うと色々合点が行くのです。"男性が考える女性像"にあてがわれるもの-KawaiiとOishiiを消費しながら楽しく生きられる人にとってはいい街。でもそうじゃないひとは何だか物足りないと思いながらも生きていく、もしくは出ていく。

こんなこと言うと、福岡ラバーのみなさんから刺されそうなわけですが。笑 

成熟ってどう思う?

ブエノスのかおりちゃんの話も聞かせてください。

#日記 #手紙 #海外




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