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人生を変えたお金のレッスン〜31年間お金としあわせにつきあえなかったわたしが取り組んだ6つのこと〜

この文章は、2013年に執筆したものに加筆修正したものです。タイトル通り、長らくお金とうまくつきあうことができなかったわたしが、お金との心地よい関係を築くまでの試行錯誤、そのなかで見えてきたことなどすべて書き記しています。幼少時のお金にまつわる思い出や具体的な取り組みを書いた第2章以降は有料にしていますが、第1章は無料で読むことができます。ピンときた方は、ぜひお役立てください。

※2020.11.19追記:タイトルを変更しました
※2021.12.4追記:価格改定しました

<こんな方におすすめです>
・お金との関係がなんだかうまくいかない
・お金を使うことに罪悪感がある、お金を使うとき嫌な気持ちがする
・なぜかお金が手元に残らない
・子どもの頃、お金で悲しい思いをしたことがある

このときの取り組みが、いまお金とのつきあいで迷っているどなたかのお役に立てますように。
目次
◆お金と健康的な関係をつくる◆
・お金のEQとは
・お金のEQに向き合う準備
・お金に関するタブーをクリアに

◆お金=○○?◆
・自分が持っているお金の定義を知る
・お金にまつわる悲しい思い出を癒す
・子供の頃の悲しいお金体験

◆お金との関係は両親との関係と複雑にからみあっている◆
・思い込みを書き換える前に
・思い出を書き換える
・ほかにも私が持っていたお金の観念
・新しい観念を探す
・豊かさの定義を決める
・では、お金=なんなのか
・あなただけの定義をもつ

◆ここからは、スピリチュアルな話です◆
・お金さんだって、私たちと同じエネルギー体
・お金さんだって、しあわせになりたいとすれば?
・類は友を呼ぶように、私たちは自分と同じ類のお金さんを呼んでいるのかもしれない
・最後にお金さんについて「ある言葉」をシェアして終わります

〜これは、私が持っていたお金に関するネガティブな観念(思い込み)を手放し、書き換えた経緯とその過程で学んだこと、その後のこと、そして、すべてにおいて気づいたこと・考えたことをシェアするものです~

◆お金と健康的な関係をつくる◆
2013年の目標のひとつとして、私は「お金と健康的な関係をつくる」というものをあげていました。

これは「いくら稼げるようになる」とか「年末までに○○貯める」「投資をする」といったIQ的なものではひとまずなく、いまはとにかく自分が持っているお金のEQ面をどうにかしたい。これ以上こんなことを繰り返して暮らしていくのはもう嫌だ。

そんな想いが限界に達していたことから生まれたものでした。

・お金のEQとは
「お金のIQ、EQ」という考え方自体は、作家でお金の専門家の本田健さんの本で知ったことですが、ここでは私が考える定義としてこの言葉を使っていきたいと思います。

IQ=稼ぎ方や貯め方、投資の方法など具体的なハウツー、
EQ=私たち個人個人が持っているお金に対する観念(思い込みやイメージ)、


お金がかかわるときに無意識に出てくる思考パターン、そして喚起される感情などです。

自分のお金にまつわる観念や感情、思考パターンがある程度クリアになったいまだからこそ言えることですが、私とお金の関係というのはこれまでの人生を通して本当にお粗末なものでした。

なんの計画もなしに使う。

そんなに高価なものを買っているわけでもないのに、お給料日前になるといつもお金が足りない。

貯金もほとんどない。

ではそんなに使う分、量を稼いでいるのかというとそうでもない。

その日その日はやっていけるけどこれでは突発的なできごとには対処できないし、その突発的なこと、たとえば遠方でお葬式があるとか何かのきっかけでまとまったお金が必要だというとき、「どうにかお金を工面しなければいけない」となったそのときの、何とも言えない感じ―焦燥感、不安、情けなさ、

そしてそれを感じたくないがために生じる誰かや何かに対する怒りや、
何かの請求書が届いてそれを支払わなければと思ったときの怖れにも似た感情に、もういい加減うんざりしたのが、ちょうど2012年の秋くらいのことでした。

これまでも何度かお金に関する本を読んだりDVDの教材を見たりするなかで、
自分のお金の課題はまずEQ面を改善することだということは気づいていたのです。

けれど、そこからなかなか本腰を入れて取り組むまでには至っていなかったのですね。

言ってることは分かるけど、腑には落ちない。
本のなかで出てくるワークもやってみるけど、そこまでピンとこない。

きっとまだ、自分の理解のレベルが追い付いていなかったのだと思います。もしくはまだ心のなかで、その課題に真正面から取り組むほどの勇気がなかったのかもしれません。

・お金のEQに向き合う準備
お金はひとの感情を揺さぶるものです。貧困ラインで暮らしている場合をのぞき、食べ物が困らないいまの時代の日本で、たとえばひとがひとをあやめる原因の多くは、大きく分ければお金か愛憎関係、そのうちのどちらかでしょう。

それだけ、ひとの感情を揺り動かすもののひとつがお金なのです。たとえそこまで大きな話にならなくても、私が突発的な出費をしなければならないときに感じていた何とも言えないイヤな気持ちや、衝動買いをした翌月、クレジットカードの明細を見るときのおそろしいような感覚、そして見たあとの後悔の気持ちなどは、きっと誰しも1度や2度、経験したことがあるものだと思います。

多くのひとにとってお金が自分のところに入ってくる機会は、1ヶ月に1度(ボーナスがあればこれにプラスで年に2度)、年間を通しても12回から14回です。

ということはお金に関しては「つかう」、つまり自分から出て行く回数のほうが圧倒的に多く、その際に感じている感情がネガティブなものばかりであれば、
(無感覚、ということもあります)そこにしっかり向き合って改善していこうというのは、なかなか勇気のいることだということがわかります。

誰しも、つらい感情はできるなら感じたくないものだからです。

また、お金のEQ面を向上させていくためにときには子供の頃のつらい記憶なども思い出すことがありますから、私の場合は「自分はお金のEQ面を改善しなければ」と気づきながらも、そのことと向き合う準備が長いことできていなかったのでしょう。

けれど前述したように昨年の秋、

「もうこれ以上この生活は続けられない」
「お金にかかわる度にこんな感情を感じなければならないなんて、もう嫌だ」

そんな気持ちが自分のなかで限界に達したときが、私のお金に関する冒険の始まりでした。

・お金に関するタブーをクリアに
私の場合は現在夫が主に家計を担ってくれているので、(そして今年に入るまでは管理もすべて夫がしていました)まずはそのときの自分の気持ちを夫に素直に伝えることが第1歩でした。

多くのカップル間でお金観の違いがトラブルになると言いますが、私たちのあいだでは喧嘩さえ生まないものの、いつもなんとなくお金のことを話すのがタブーなような、お互い遠慮やプライドや申し訳なさや、でもそれを見たくないような、いろんな感情がからみあってなかなか口に出せない唯一の話題でした。

そしてそのことから派生して、お互いお金については何のポリシーもプランも話し合うことなく、その日その日をやり過ごしているような日々を送ってきたのです。

けれどそういった私たち夫婦のお金にまつわることに関して、自分が思っていること、感じていることを勇気を出して伝えました。

「不安に思っている」
「これまでなかなか話せなかったけど、こう思っている」


相手を責めたり自分が正しいという主張をするのではなく、ただただ素直に伝えることだけを考えました。

すると、相手からも素直な気持ちが返ってきたのですね。

お金の話をするというのは、家族のあいだや親しいひとのあいだでも、ある種タブーのようになっていることがあります。夫婦のあいだでいつのまにか「アンタッチャブル」になっていたトピックを、勇気を出して話し合いのテーブルに乗せ、話し合い、クリアにする。

このことがひとつの大きなきっかけとなって、
私のなかの深いところでお金と向き合う準備が整ったように思います。

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