台湾でオーバーステイしてしまった時にすること
台湾で留学中にオーバーステイをしてしまいました。
理由は停留ビザの更新をしなかった為。
語学留学の停留ビザでは、通常60日間または90日間滞在できます。そして延長すると、最長で180日間の滞在が可能。
私は最初から180日間のビザだと勘違いし、延長の手続きをしていませんでした。
思い返せば去年10月、ビザ更新の準備をするクラスメイトを横目に「大変そうだなぁ」なんて呑気にタピオカミルクティーを飲んでいた私。
タピオカミルクティを飲んでいる場合じゃなかったと気付いた時には、不法滞在48日間目でした。
オーバーステイの罰金とペナルティ
2024年1月現在、台湾でオーバーステイをした場合は以下の罰金とペナルティが課されます。
『ビザ免除の適用対象外になる』というのは、ノービザでの入国ができなくなり、フラッと台湾旅行に行けなくなることを指します。罰金はオーバーステイの期間によって変わるので、気付いた時点で、早急に確認しましょう。
現地での手続き(高雄在住の場合)
➀内政部移民署(The NIA)へ行く
私はパスポートと学生証を持って内政部移民署(以下NIA)へ出向。中国語には自信がなかったので、職員さんとのやりとりは英語でしたが、職員全員が英語対応できるわけではありませんでした。
受付の職員さんにオーバーステイをしたことを自己申告すると、住所や電話番号、語学学校などの聞き取り後、指紋の記録、顔写真を撮影されます。
その後、20分ほどで書類を渡されます。合計滞在時間は1時間ほど。
➁ 移民署高雄市第一服務站で罰金の支払い
NIAで受け取った書類、パスポート、印刷した帰国用の飛行機チケットを持って、移民署5階に向かいます。
罰金を支払い、パスポートに出国期限の記されたスタンプを押してもらったら、手続き完了です。
出国期限は、NIAへ出向した日から40日以内*。移民署に行く前に飛行機のチケットを購入しておきましょう。
⚠️注意点
➀オーバーステイ後の再入国はビザ取得が必須!
オーバーステイをしてしまうと、最低1年間はビザなし入国ができなくなります。継続して台湾に滞在する予定のある方は、出国後再度ビザの申請が必要です。
その際にはページに記載されている必要書類に加えて、オーバーステイの理由書も提出します。
➁オーバステイの罰則は年々重くなっている
移民局の職員さんによると、2024年2月末以降、罰金が変更になるとのこと。詳しい金額とペナルティは未だ不明ですが、より重くなることは確かだそうです。
不安な方は、NIAへ出向する前に、移民署で最新情報を確認しましょう。受付の方がわかりやすく説明してくれます。
➂*出国期限は30日+10日?
少しややこしいのが、出国期限。NIAの方は「30日以内に出国」と言い、書類上では、『30日以内に全ての手続きを整え、10日以内に出国』と書いてあります。合計で40日なのか、30日なのか、今日から10日以内か不明。
移民署高雄市第一服務站の職員さんによると、「NIAに出向した日から30日以内に罰金支払いを済ませ、出国期限のスタンプをもらい、10日間で出国の準備をする。つまり合計40日の猶予期間がある」とのことでした。
かかった費用
飛行機のチケット(高雄-関西国際空港):TWD9,070
罰金(47日間のオーバーステイ):TWD6,000
合計:TWD15,070
日本円で約70,914円(2024/01/23のレート)
元々、不注意な性格だと思っていましたが、ここまで酷いとは……。大事なことは何度も確認しようと心に決めた出来事でした。
手続きの場所
▶︎内政部移民署(The NIA)
▶︎ 移民署高雄市第一服務站
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