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犬が病気になった話-1

※この記事はライブドアブログに掲載していた2019年2月の記事を引っ越しさせたものです。このあと、2019年11月まで頑張り、犬は空へ。

犬が病気になった話-1(2019/02/15)

SNSで少し書いたけれど、犬が病気になって、我が家が混乱状態に陥っている。本当に「混乱状態」という言葉がぴったり。Twitterのような場所で何度も書くのもどうかと思うので、今後はこちらに、気分転換と記録を兼ねて、書いていく。いつか同じような内容で困る人が見るかもしれないし。

私の犬はビーグル。
おてんばを通り越して凶暴に近いくらいの幼少期がすぎ、年齢を重ねて穏やかになった。過去の病歴は多くはない。
記憶にあるのは、
・黒い耳垢が大量繁殖(通院で完治)
・歯石がひどくて歯周病(全身麻酔で除去し、投薬治療)

くらい。

人間と同じで歯周病だからわりと口臭は強かったのが、年が明けたころから、犬の口臭が悪化した。腐敗臭はそれまでと同じだったので、「ああ歯周病見てもらわないと」と思った。


2月に入って、なんとなく、犬の口をめくった。
直径2~3センチの肉塊があった。(すでに今は4センチを越えてる)
すぐに病院に連れていったところ「腫瘍、手術かも」という話になった。
ただ、年が明けてから、多飲多尿の症状もあって、もしかしたら子宮が悪かったり糖尿病だったりする可能性もあった。
そこで、
・飲み水の計測
・尿の回数(私は重さも記録した)
をすることになり、5日ほど記録。

改めて13日に記録した内容をもって受診。

飲み水は1500~1700ml/日ほど。
尿の回数は、15回前後で、1000g~1900gほど。
やはりどちらも多めだったけれど血液検査の結果には異常なし。

13日には血液検査のほかに、細胞をとる検査もした。
細胞の検査は、腫瘍に注射針をさして細胞をとるというもので、引くくらい出血した。

検査ふたつで費用が9000円くらい。

その結果「メラノーマの可能性が高い」という話になり、大学病院の受診をすすめられて、次の日曜に受診するところ。←いまここ。

メラノーマ(悪性黒色腫)ではないことを願っているけどあまり否定する要素がない。手術で除去となった場合、骨や、顔のたぷたぷしたところも取る可能性がある。骨もとなると費用もすごい。再発の可能性も高い。予後も良くない。放射線治療や抗がん剤治療をする可能性もあるけど、それが合わなくて死ぬ子もいる。手術の効果があるかわからない、高齢だから耐えられるかわからない、でも腫瘍が大きくなり続ければ食事もできないだろうし取ってあげたいけど骨や顔となると、みたいなことを考えている。


月曜日になって受診してもすぐに方向性は決まらない可能性がある。
本人が元気で食欲もあるので、家族中混乱しているし、現実を受け止められずにいる。いまは、あまり考えすぎずに、月曜日を待ったほうがいいのだと思う。手術や治療を始めれば、今は元気な犬も体調が変わる可能性が大きい。そんなわけで今は、いちど、いろんな予定をキャンセルしたような状態。キャンセルをしたくなくて、いろいろ保留にしていたのだけど、不透明すぎるので、一度全部キャンセルすることにしたのが、とても、とても、悔しい。行きたいのは変わらない。様子が良ければ行けるかもというのは変わらないので実際は行けるかもだけどキャンセル自体したくない。でも落ち込んでいる場合でもないので、できることをする。気力がある日は、病院などの状況を記録しようと思う。

この当時を振り返って

犬の病気、手術、職場の閉鎖、退職、犬の死。そんなことが続いて、途中から記事を書き続ける気力を失ってしまったので、中途半端に数記事だけ書いていたブログからの移植です。

11月に犬が亡くなり、4月くらいまでは、呆然としていました。「予後が悪い」と聞いていたけど想像以上でした。手術、抗がん剤治療と、やれることはやったのですが、それでも後悔は残ります。未だ納骨できず、思い出せばつらくも感じます。

今もきっと、あちこちで、メラノーマと戦う犬さんや、ご家族がいることを考えただけで哀しい気持ちです。どうか穏やかに、長く、ご家族と一緒にいられますように。

まだ早いと思いながらも9月に新しい犬を迎えました。早いとも思うし葛藤の日々です。たまに犬を見ていて思い出してつらくもなりますが、同じ後悔をしないよう、今度も、大事にしようと思っています。

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