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No.5 コロナによる stay home を利用して「白髪育て」始めました(その5)

さて、そろそろ stay home も終わりそうです。私の住む地域でも5月15日に非常事態宣言が解除され、街のお店も感染対策をしながら、恐る恐る営業を始めています。私の勤務する会社でも、「事務所に出勤するためにいちいち役員の許可を取らねばならない」は解除となり、上長の許可だけでOKとなりました。
そんな状況の中、数日前に、朝倉真弓さん(グレイヘア界のアイドルと言ってもいいかもしれません)のインタビュー記事が「AERA dot.」に掲載され、それがYahoo!ニュースにも転載👇されていました。その反応について考えたいと思います。

白髪は老けて見える?

その通り!w 白髪になって実年齢より若く見える人が居たら教えて欲しいくらいですw

しかし、なんで老けて見えてはいけないんだろう?

たぶん、それは、日本人の価値観が、特に女性に対してなんですが、「若い」ことに価値を置いているからなんでしょうね。古来、日本には「姥捨て山」なんて伝説があったわけですから、根深いものがあり、そうそう変えられる価値観では無いのかもしれません。
ただ、そういうコメントに対して率直に私が感じたのは

このグローバルな時代にマジで言ってる?
人生100年時代と言われてるの知らないの?

でした。はっきり言うと、傷ついたとか、憤慨するって言うより呆れたんですよね(^_^;) 「老けて見えて見苦しい」などとコメントしている人は、恐らく、リンダグラットンの「LIFESHIFT」は読んでないだろうし、海外の人との交流をした経験が乏しいのかなぁと思います。まぁ、こういう人たちは面と向かって言う勇気が無いから、匿名でコメントするのかな。

それとも、普段は知性・品性を備えているけれど、社会的ストレスの発散のために書いているのかもしれません。それって自分を貶める行為なのになぁ、そこに早く気付いた方がいいかもしれないよ、と思いました。

私も以前は「若いこと」のみに価値があると思っていましたが、色々な社会経験を積み、越境学習をしてきた結果、そういう価値観はおかしいということに気付きました。若くてもOK! 年を重ねてもOK! だと思えるようになりました。

「私にはムリ」という、恐らく同年代の女性

この気持ちはわかるなぁ。おばさんにだってやっぱり乙女心はあるw いくら、「若ければいいってもんじゃない」と頭では分かっていても、若く可愛く見られたい。女はいくつになっても女っていうところでしょうかね。

でも、この「私にはムリ」にも二通りあるような気がします。1つは「私はグレイヘアにしないけど、グレイヘアにする人を否定するつもりは無い」という人たち。グレイヘアにする人たちにそれぞれ理由があるように、この人たちにも、それぞれ、仕事上の理由だとか、子どもがまだ小さいからとか、今一つ勇気が出ないとか、その人にとって大事な理由があるのだと思います。

もう1つは、「いやぁ、ムリムリムリ!女捨ててるじゃん!同じ女性として嘆かわしい!」(←こういうコメントがあったわけじゃなく、そういうニュアンスを誇張したものです)という人たち。

前述した「若い」ことに価値を置いている社会の枠に自らはまっているんじゃないかと思う。それがいけないとか批判するつもりはなく、自分で自分の自由を狭めている感じがして気の毒になってしまいます。そんな枠を意識しなければ心が自由になれるんだけどねぇ…と。ま、余計なお世話ですがw

ただ、グレイヘアにすると決めた人たちもそれぞれ、心が揺れることがあるので、できれば、あからさまに本人たちに「白髪染めないなんてアリエナイ!」みたいなことを言ったり(態度に表したり)しないようにしてほしいなぁとは思います。ま、でも、そういうコメントをしちゃっている人は、実生活でも言っちゃうような人なのかな(^_^;)

グレイヘアを「汚い」とか「不潔」という人たち

もう、これは、呆れるとしか言いようがないですね。

アンタも年取るんだよ!

てか、その前に

「アナタのお母さんが世間からそう言われても平気ですか?」

と問うてみたい。想像力が欠如している人が多いのかなぁ。悲しいことです。

真の問題は…

つらつらと書いてきましたが、グレイヘアに対するコメントで露呈した真の問題は、「グローバル化と言われる時代に日本人の価値観が追い付いていない」(人が居る)ってことなんじゃないかと感じました。

このグローバル化の時代、ダイバーシティー&インクルージョンは避けて通れないと思うのです。これは、外国人を受け入れるとか心身のハンディキャップがある人を受け入れるとか、それだけじゃないんですよね。もっと身近な、自分と違う人を受け入れる、いや、受け入れなくてもいいけど、そういう人の存在を認めることから始まるのではないかと思います。

自分と違った見た目の人、自分と違った意見の人、それは往々にして身近にある問題だと思います。同化する必要はありませんが、その人の存在、尊厳は認める社会になる方が、みんなが生きやすいのではないかと思います。

グレイヘア(白髪育ての会)

朝倉真弓さん「AERA dot.」の取材で「グレイヘア(白髪育ての会)」のことを紹介して下さったので、記事にも紹介され、おかげさまでメンバーがどっと増えました\(^o^)/
・白髪育て始めました!という方
・白髪育てはまだしないけど、いずれ…と思っている方
・グレイヘアしちゃったよ!という方

お待ちしております!

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