腸にまつわるお話 4 - 寄生虫

『先日世界初の寄生虫学会がありましたが、
一番寄生虫を見ている我々コロンハイドロセラピストは
一人もその学会へは招待されませんでした』

ある日、こういうメールが届きました。
送り主は東海岸でコロンハイドロセラピストをしている男性で、彼はやっと寄生虫が研究されようとしているその場所に、私たちコロンハイドロセラピストが参加していないことに不服でした。
学会を主催している医師に連絡を取っても返事がない、と憤慨している様子でしたが、メールの後半は
ご自分が研究している寄生虫について本を書いているとありました。
彼のウエブサイトを見てみると、たくさんの寄生虫の写真が載っていました。
こうも並ぶとすごい。
眺めているうちに、あれ?と思い始めました。
わたしがいつもお目にかかっている方々とちょっとルックスが違うのです。
わたし達が見かけも習慣も違うように、虫ちゃん達も住む人により違うのだろうか?

寄生虫もまた、宇宙のように広く深く、研究が始まったばかりの未知の世界です。
サロンにいらっしゃる皆さんから出てくる虫達は、つるっとしたミミズのような種類が多いのですが、
(回虫っぽい)わたしが見た東海岸の虫は手足が付いているような複雑な形が多いようでした。

ほとんどの人にいると言ってもいい寄生虫。
とくに日本人はお魚をよく食べますし、豚肉などにもなかなか死なない虫がいると読みました。
果物、お野菜、ペット、自然界。あらゆるところに彼らは生息しています。
満月は虫がお尻まで降りてきて、卵を産みます。(ムズムズしたら要注意)
実際、満月頃にクレンズされる方からはたくさん虫が出てきます。
お月様のリズムで生きているのは寄生虫も一緒なんですね。

自分の体の中に他の生命体が住んでいる。
菌に続いて寄生虫もまた、意思を持った生命体です。
自分が生き延びるために、食べたいものを宿主に食べさせる。
性格や容姿、行動まで変えさせる。 自分の意思か、虫の意思なのかわかりませんね。

では虫がいるとダメなんですか、という質問もよくあります。
寄生虫を体内に入れることで、アレルギーが改善されるというのも読んだことがありますし、
これからもっと研究される分野だと思いますが、わたしは定期的にコントロールするのが
いいと思っています。
なぜなら、寄生虫駆除のティンクチャーを飲み続けて、以前大好きだったものがもう食べたくなくなった、
という人が何人もいらっしゃるからです。
自分の好物だと思っていたら、実は虫の好物を食べていたんですね。

風邪をひいたとき、症状の出ない最初の数日に人はとても社交的になる、という研究結果があります。
社交的に人に会い、おしゃべりやハグをすることで、風邪の菌は次なる体を見つけるわけです。
みなさんが病気になる頃には、他の誰かに無事移動する菌達。
こう聞くと、体内に住む意思のある生き物達は想像以上に賢いなぁと思うのです。

定期的にパラサイトティンクチャーをとって、自分自身を観察するのもおもしろいですね。


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