◎本命　バーデンヴァイラー  (2番人気)

昨年の覇者でもあり、地方重賞2勝と相性抜群。
特に昨年はテリオスベルが大捲りした影響もあり、先行勢全滅の展開と
なった。しかし4角3番手で押し切ったこの馬は、地力の証明と言える。

元々は芝も走っていた馬なので、前走で再度芝に挑戦(目黒記念)。
結果は18着と殿負けで再びダート路線に帰ってきた。
芝でも行きっぷりは良かったし、今回も好位先行が出来るだろう。

常に先行し、粘る脚を使える点は如何にも地方向きな馬で、
ここで買わなきゃいつ買うのか…という印象が強い。
実際、中央のダート重賞では1度も馬券になっていない。

乗り手もそこまで選ぶ馬ではないので、坂井騎手は良さそう。
今回も3～5番手辺りが取れれば連は堅いと思っている。
2番人気だが単勝、連軸で攻めていきたい。

〇対抗　テリオスベル (3番人気)

昨年の2着馬、大捲りを決めたが惜しくも敗戦したレース。

この馬の強みは何といってもレースを支配する力だろう。
捲るか、捲らないかで展開は大きく変わるし、9割9分捲るとしても
前に居る馬はどうすることもできない。
それが出来るのは鞍上の度胸と、この馬の無尽蔵なスタミナ。

特にこの馬の強さを痛感したのが、2走前のダイオライト記念。
常に最内の経済コースを進んだとはいえ、スタートしてから追いっぱなしで
1週目4コーナーで先頭を奪い取る。
更に向こう正面からもずーっと追っており、結果的に2着と粘った。
普通こんな競馬をしたら逆噴射して大敗 or バテて大敗の2択だろう。

川崎記念では4着、JBCレディスクラシックでも6着の実績馬。
前走の大敗で人気落ちなのであれば、絶対買い。

▲単穴　サンライズホープ (5番人気)

昨年と同じような展開になった時、出番が来そうな馬。
その昨年はテリオスベルが出走しており、捲りが入ったことで
先行勢全滅の展開となった。
基本的に後方待機となるこの馬にとって、捲りは願ってもないこと。

近3走は低迷しているが、東京大賞典では4着。
チャンピオンズCでは6着とG1でも通用する実績の馬。

過去3戦の大敗も全て説明が付き、まずマーチS。
斤量59kgが堪えたのと、展開が全く向かず大敗。
続いてアンタレスSも内が伸びる馬場の中、大外を回して惨敗。
ただ、この大外回しは仕方のないこと。元々この馬自身、砂を被ると
競馬を辞めてしまう側面がある。因みに平安Sの大敗は砂被り。
勝負所(4角)で思いっきり砂を被り戦意喪失。

勝ったみやこSのレース映像を見れば分かるが、大外回しが勝利の方程式。
今回、内枠だが中央勢が前に行ってくれれば、外への切り替え可能。
幸騎手もこの馬のことはよくわかっているはず。
外枠だったら本命まで考えたが、安定感も考え単穴まで。
とは言え、ハマれば頭まであると思っている。

△　ウィルソンテソーロ (1番人気)

距離延長を嫌っての抑え評価。
前述した通りテリオスベルの捲りが入ることは、ほぼ確定しており
タフな展開になりそう。
その懸念を考えると1500m→2000mのローテは響きそう。

△　メイショウフンジン (4番人気)

2400mで3着があるものの、2000mはどうかなという印象。
昨年の同レースも捲りがあったにしては負けすぎ感。
斤量54kgと一気に軽くなる点は好感だが、上位馬も55kgと軽い。
3着ならあり得るので抑えで。