憑依させてかっこつけずに書こう|号外ライコミュイベントレポ
昨日はオンラインキャリアスクールSHElikesの、ライターコミュニティ主催イベントに参加しました!
登壇者はSNSマーケターのいくみさん。いくみさんを知ったきっかけはこちらのnote。
自分を変えたい一心でSHElikesに入会したときのことが赤裸々に綴られていて、つい引き込まれてしまいました。
こんなに心にくるエッセイを書けるなんて、さぞかしいろいろなことを勉強されて意識されているんだろう……、と思っていたのですが。
いくみさんが大事にされていることは、整理せず感じたままの気持ちを書くこと。
ライター専任でないからこそ、いままでのライターイベントとはまた違った発見がありました💡
つぶやきがきっかけでテレビ番組に出演?!
いくみさんが書く仕事をもらったきっかけはツイッター。
ツイッターで自分の好きなものやおすすめ、レシピなどを載せていたらバズり、取材を受けてテレビ番組にまで出ることに……!
当時はツイッターに載せきれないレシピを補足的にブログにあげていたそうですが、そのブログを発信していくうちにSEO記事になっていったそうです。
エッセイやコピーの仕事も、いくみさんのツイッターを見た出版社の方から依頼が来たそう。
つぶやきから仕事がもらえるなんて、とても夢のある話……。
継続してお仕事依頼されるために必要な「信頼関係」
いわゆるインフルエンサーとして、商品PRの仕事をいただくこともあるいくみさん。
ただ単発で仕事を依頼されるのではなく、継続してお願いされるにはどうしたらいいのでしょうか?
いくみさんは、いただいた仕事に対してクライアントに「こうすればもっといいと思う」と、よくするための意見を積極的に言うそうです。
それは仕事に対して真剣に考えているからこそ言えること。クライアントにもその姿勢が伝わるはずです。
「この人なら任せていいかも」。そう思わせる信頼関係が大事だと思いました。
誰かを憑依させて、その人に自分の気持ちを書いてもらう
いくみさんのような素敵なエッセイを書くにはどうすればいいのでしょうか?あのエモいnoteはどうやって生まれたのでしょうか?
大前提としていくみさんは、noteのエッセイを「でかいひとりごと」と言っています。
いくみさんは、あるときには「かっこいいお姉さん」、あるときには「先生」のように、書く内容に応じていろいろな人に憑依するそうです。まるで役者!
そして実は「よしのいくみ」さんは本名ではなく、そもそもツイートするときも「いくみちゃんがツイートする」感覚なのだそう。いくみさん自体が憑依だったのか……!
でもそうやって「誰かが自分のことを書いている」と思うと、恥ずかしがらずに赤裸々に書けるメリットがありますね。
私も「こんな文章身内に見られたら恥ずかしい……」と思ってしまいますが、「エビアンが私のこと書いてくれている」って思えば恥ずかしくないかも!実名じゃなくてよかった!
かっこつけない。整えない。作詞するように「いま」を書く
いくみさんの文は、仕事もプライベートもほぼそのまま。
それは、自分のそのままの文章を好きと言ってくれる人と仕事をしているからだといいます。
整えて読みやすくするのは大事。でも、かっこつけずにその文に「自分がいるのか」を大切にされていました。
いくみさんは、エッセイ執筆を作詞に例えています。
サビから書くこともある。間奏で写真を入れる。
だから息切れすることなく読み続けられるんだ、と感じました。
「いま」を書く。いくみさんは過去に書いたものは見返さないそうです。
いま感じたことをそのまま文字に起こす。
いろいろな技術を学んだいま、書くことの基本に立ち返ることができました。
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