「松山ふるさとウォーク」レポ
おはようございます、蜜柑らむちです。
今日は「松山ふるさとウォークin久谷 遍路の里のおもてなし」に参加してきましたので、その様子をお伝えします。
このイベントは、地域を歩いて巡りながら、魅力的な史跡や自然などを再発見するイベントです。
地元の放送局とも連携して、ラジオで生配信もされていました。
特に今回は、「遍路」がテーマ。
四国88ヶ所の寺院2ヶ所と、弘法大師ゆかりの史跡がウォークラリーのポイントとなっていて、私が行ったことのない史跡もあるとあってとても楽しみにしていました。
今回は遍路としてではなく、あくまでイベントとして楽しむかたちですが、この7キロという距離を楽しんでいきたいと思います。
朝9時半。スタート&ゴールになっている「愛媛県総合運動公園」はかなりの人で溢れている。
地元の学童の水軍太鼓のパフォーマンスや、ゲストのお笑い芸人のネタ等もあり、10時にウォークラリーはスタート。
お遍路ではこんなにたくさんの人数で歩くことはないので壮観だ。
まず最初のチェックポイントは「渡辺家住宅」。江戸時代末期に建てられた国指定重要文化財の庄屋屋敷だ。
茅葺き屋根や木組みで作られた大梁など当時の建築様式をそのまま見ることができる貴重な建物だ。
地元の人の「お接待」もありがたくいただきながら次のポイントを目指す。
20分ほど歩き、次のポイントは「月見大師堂」
ここは大師伝説が残る場所だ。
「満月の夜、野宿していたお遍路さんが、人影を見つけて、それが弘法大師と気付いて拝んだところ、そこには満月のような丸い石がありました」
というような民話が残る。
確かにまんまるな石が。
「月見弘法大師」と刻まれた石だ。
ウォークラリーのポイントになっている寺社「浄瑠璃寺」と「八坂寺」はほど近いところにある。
私が前回来た時は春先だったのだけれど、その時と違い、紅葉がとても綺麗だった。
もうすぐもっと見頃なのだろう。
八坂寺は本当に何度来ても、見応えがある。
じっくり見たいと思いつつも、遍路だと時間がかかったりするので良い機会をもらえたことに感謝だ。
次のポイント「文殊院」は、衛門三郎の邸宅があった場所である。
衛門三郎は、最初に遍路を始めた人とされていて、弘法大師に無礼をはたらいたが故に子供を亡くして自分の罪深さに気づき、謝罪のために遍路を始めたのだ。
ねこかわいい!!!!!
文殊院付近の丸型古墳は衛門三郎の8人の子供の古墳だ。8つあるので探してみて欲しい。
ここまでぐるっと周り、元の総合運動公園まで歩けばゴール。ここまでで約7キロの道のりだ。
四国遍路で鍛えられた足はまだまだ余裕があるけれど、少しウォーキングするにはとてもちょうどいい距離感。
ミニお遍路としてもおすすめできる。
健康づくりのために、あるいは地域の魅力再発見のために、ラジオとも連動して楽しい企画もあるウォークラリー、ぜひ皆様も来年以降参加してほしい。
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