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歩き遍路87番長尾寺〜88番大窪寺

記事作成お待たせしました。
今回は長尾寺と大窪寺をお参りします。
大窪寺はとうとう88番札所!
順打ちで順番通り回っている人にとってはここは記念すべき最後の札所になります。
大窪寺は山の上、楽な道のりじゃないけど頑張るぞ。
それで、遍路の旅、はじまりはじまり〜!

高松市某所のホテルをチェックアウト。
駅のロッカーに荷物を入れて旅の始まり。
本日のスタート地点、「長尾寺」までは電車で向かう。

ホテルの朝ごはんもしっかりと。
最寄駅「長尾」から長尾寺まではすぐ。
住宅街の中にある地元のお寺。
広い境内にお堂が並ぶ。
トイレがすごく綺麗だったので、行っておくと⭕️
本堂。

順調に納経をいただいて、次のお寺への道をいく。大窪寺までは約15キロ。山道に入るので感覚的には4時間弱くらいかかるかな。
今は9時。納経終了には余裕もって着きそうだ。

長尾寺から大窪寺までのルートは看板や道標が多く迷うことはないだろう。

住宅市の中にもお遍路さんの史跡が。
1時間弱ほど歩けばすっかり景色は山の中。
ルートがたくさんあるようだ。
悩ましい…が、旧遍路道(直進)を行くことに。
自然の中を歩く。
遍路資料館。
古いお遍路さんの貴重な資料が見られる。
お茶のお接待も。歩きか自転車遍路だと、結願の証明書ももらえるから要チェックだ。
へんろ資料館でいただいた和三盆。
和三盆は香川の名物。優しい甘さで美味しい。
立派な銀杏の木
古い道標に導かれて歩く。
舗装の遍路道
遍路道は山の中へ
廃校を使った望遠鏡博物館。
土日のみの模様。
「結願の郷」道の駅のようになっていたけれど、
これも土日のみ。
休憩スペースとトイレ、自販機は使えでありがたい。
落ち場の遍路道。
竹藪の中を歩く。
あと270歩!数えながら歩いてみる。
大窪寺の入り口。
歩数は278歩くらいでかなり正確だ。
立派な山門。
原爆が落ちた時、持ち帰られた戦火が大事に保存されている。悲しいことに戦争の話題は毎日耳にする。
少しでも早く、戦争がこの世からなくなりますように。
遍路を終えた遍路が、杖を収める場所。
本堂へ。

やっと着いた〜!!!!
長尾寺から約15キロ。この15キロはすごく長く感じた…山道ってこともあるけれど、風も吹くし寒いしで、かなりこたえた。

大窪寺周辺は、記念すべき88番、そして逆打ちの人のスタート地点として門前に店が並ぶ。
食事する場所や巡礼品売り場も充実の内容だった。

大窪寺の門前店「八十八庵」で名物の「打ち込みうどん」をいただく。
打ったばかりのうどんを、そのまま白味噌出汁で煮込んだ郷土料理だ。お遍路で札所を「打つ」にかけてこの門前で人気メニューになっている。
冷え切った体に染みる…。

お参りを済ませて、打ち込みうどんをいただいて、あとはコミュニティバスを待って帰るだけなのだけれど………。

寒い!!!!!


何と、私はそこまで寒くなるどう予想せず、コートを高松のコインロッカーに置いてきてしまったのだ。
温かい飲み物で寒さを凌いでバスを待つこと2時間。

可愛いラッピングバス。

街に待ちました………。
この地域に走る唯一のバスは、おおよそ2時間に一本しか来ない。
しかしながら地域のひともお遍路さんも分け隔てなく乗せて、このバスは出発点からから終点まで乗っても200円。破格だ。
バス便などない場所も札所には多い。
とてもありがたいことだ。

さて、早いもので香川の旅ももう終わり。
らむちは最後に雲辺寺を打ち残してしまったのでまた近いうちに雲辺寺へのお参りを済ませれば、晴れて八十八ヶ所を全て回り終えたことになる。
その旅日記は後日に。

ここまでご愛読ありがとうございます。
また読んでくださいね。

長尾寺〜大窪寺
22.69km 33610歩

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