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歩き遍路 岩本寺を出発して四万十まで行く

おはようございます。美柑らむちです。
今日は泊めていただいた岩本寺を出て、金剛福寺を目指します。
岩本寺から金剛福寺までは約95キロ。
気の遠くなる距離ですが、歩いていく予定です。
ただ、今日の宿は歩いてちょうどよく行ける場所に取れなかったため、電車に乗って「中村」という街まで向かい、そこで泊まる予定。
歩き遍路で電車を使う場合、乗った場所まで戻ってから電車に乗った道のりを歩き直す人もいるのだけれど、らむちはあまり全部歩き通すことにはこだわらず「なるべく歩こう」のスタンスでやっていくつもり。
それでは今日もがんばるぞ〜!

朝、宿坊にはほぼ共通することだが「お勤め」というのがある。
お寺の日課としてご本尊さまにお経を読んだ後、お坊さんのお話を聞く、という内容。
岩本寺の場合はこれが朝の6時からで、その後朝食がある。

私たち遍路もお寺にお参りするときはお経を読むのが基本だが、やはり本職のお坊さんのお経は綺麗だ。
ビブラートがかかっていたりすると、これも一つの音楽なのだなぁと思う。

お坊さんのお話はざっくりと「宗教というのは人を幸せにするためにあるもの。たくさんの人にお寺のという場所に関わってほしい。そして、みなさん巡礼する時、自分を幸せにし、そして人へも幸せを与えるようにするにはどうすれば良いか考えてみて」
というような内容だった。
このお寺が、お寺らしからぬ(というと失礼なのだけれど)アウトドア体験を提供していたりするのも、「多くの人にお寺に来てほしいんだ」というのがなんとなく理由として伝わる。
5体のご本尊さまをお祀りする岩本寺。
駅が近く雰囲気もいいお寺なのでぜひ訪れてみてほしい。

お勤めが終わったら朝ごはん。
お腹が満ちたところで先に進む。

通り道に立っていらした修行大師さま
このエリアも古い遍路道が残る
「片峠」という遍路道
お遍路さんのために架けられた橋
ニホンカワウソのレリーフ
熊井トンネルに続く遍路道はかなり急
と思ったら舗装道に出る
地元の人の手で作られたトンネルだ
中は暗いが出口が見える
工事中の中をお遍路さんのために通してくれる
工事現場のすぐそば(というか中?)を通してもらう

遍路道を通り抜けるとすぐ56号に合流する。
電車が走る線路も目の前!
本当はもう少し歩きたかったのだけれど、脚と体力に限界を感じてここで電車に…。

車窓からは海が見える
中村駅に到着!

今日のお宿はホテル「クラウンヒルズ中村」
いわゆる遍路宿ではないものの、ここも遍路道沿いにあるのでお遍路さんのお客さんは多かった。
夕食は近くの道の駅で。

いちもん家さんの鰹のたたき定食。
やはり高知の名物といえば鰹のたたき。
そういえば高知に来て、美味しくない海鮮というものに出会ったことがない。
海が近い高知ならではの美味しいものが楽しめるのも旅の魅力だ。

今日は、電車も使っての旅路だったけど、遍路道でどっと疲れが出てしまって体感的にはかなり歩いたような気がする。もっと歩く予定だったのになぁ。

蓄積の疲労もありそうな気がするので、無理せずできる範囲での歩きを継続していこうと思う。

明日は、泊まった「中村」から、次の宿場「久百々」までの道のりを歩く。
民宿を予約しているので、そこで宿泊する。
明日はまだ次の札所金剛福寺には辿り着かないけれど、明後日には辿り着く予定だ。

明日も頑張るぞ〜!

岩本寺宿坊〜(土佐佐賀から中村間電車移動)〜ホテルクラウンヒルズ中村
25.84km 38279歩
※歩数計アプリが算出した数字なので実際とズレがある可能性があります

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