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今夜もこのまま帰れない

ここ最近、夜アプリの人と食事をしては、
しっかりと心をうっすらと摩耗させて、
傷を癒さねば!その日の傷は、その日のうちに!と言わんばかりに、
いつもの店に飲みに行ってしまう。

最寄り駅の行きつけの飲み屋のよいところは
①電車の縛りなく、かつ朝までお店はやっていないので
②遅くとも2時には家へ帰れ~とリリースされること。
③BAR的なお店だから2件目だろうが3件目だろうが
おつまみもなく、ただ酒を飲めること。

もうお腹いっぱいだからいらないのよ。食べ物は。
BARに通い始めてから1ミリのたばこが復活してしまった。
ちょうどいいんです…口さみしさには。

あと、軒並みアプリの男性は喫煙者を嫌うので
反骨精神なのかもしれない。
何をやってるんだ俺は……に酔いたい
そんな時の相棒が”酒とたばこ”でしょうよ。

***

減点法で相手の見てしまうようになったのはいつからだろうか。
でも、もやぁっと感じる違和感というか、
女友達には感じない違和感というかを……感じてしまう。

平日帰宅ラッシュ時の新宿のメイン改札を、
待ち合わせ場所に指定するセンス(初見やぞ?私たち)とか
あーこの人ずっと鼻すすっててひと吸い?長めでやだな笑とか、
パーソナルスペースせっまとか…

きっと彼も彼で私にこいつ……って思うところあるだろうけど
なんでしょうか、うまいこと行かないね。
別に違和感探しをしているわけではないけど、これが相性というものか。

電話して盛り上がったからあった人もいるけど、
お酒に飲まれて触ろうとするタイプなのかー、
この人とキスしたくないかもと思ってしまうのは
動物的勘なのか、脳みそで考えてるのか。


脳みそで考えることを放棄するほどの魅力に
ずぶずぶになってしまった過去があったと思っているからだろうか。
(それも思い出補正・認知のゆがみ?)なのかもしれないけど。
自分すら信じられなくなっていくことに、
自嘲的に笑うしかないのかよ!!
やだよ!わたしゃ!


***

そんなことをべろべろと考えてみたりしていたところに、
新卒で働いていた仕事場の人の送別会に呼ばれた。
10年前にたった1年しか在籍していなかった私を誘ってくれる
フラットなままの上司にも感謝だし、
一抹のなつかしさと、現状の査定(自意識過剰)に緊張している。

とりあえず、少しでも楽しそうにやってんね?
くらいの印象は持ってもらえるように、
私は美容院と眉毛サロンを予約しましたよ。
この小さな見栄張りの連続が、日々を彩らせるのかもしれないね。

思い出に残らないなにもない今日の気持ちを
言葉にできてよかった。楽しくありたいね。


Lucky Kilimanjaro「果てることないダンス」


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