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わかったふりして。年下の相談に乗る。

前回の記事のまんまで、
全然大人になれなくて、全然同じように男性に振り回されているのに
自分より5歳ばかし若い女の子の話を、ワイン片手に聞く。

「魔女の宅急便」で誰よりもキキは私だ!と思っていたのに
いまはオソノさんの気持ちもわかる。もちろん旦那も子もいないが。
自分より若き女性が、どうしようと思っていたら話を聞きたくなる。
なにか大それたことはできなくても、自分にできることはないかと考える。
ホットミルクくらいはだしてあげたいのです。そんな夜でした。



「小町さんどうしたらいいんですか~!!!」


と、かわいげたっぷりで、でも媚びていなくて、
非常にのびやかにいう彼女、輝いてるよ。
いやでも、同じくらいその輝きが心配だった。


彼女の話を聞くと…

”気になる男性とそういう体の関係になってしまった。
でも平日ランチもするし、土日も普通に散歩に誘われるし、
これって?って期待しないではいられない…!
でもラインがポンポン帰ってくるときとそうじゃない時があって、
今既読無視されて、はや3日なんです!!!
土日の日中デートに行きたいけど、最近わたしから誘いすぎ?
ラインし過ぎ?どうなんですかね。どうですか???
ひまになると考えちゃうから、予定詰め詰めにしちゃうんです…

もういっそ白黒つけて、ないならないって言ってほしい!
でも、自分からこの関係についてはもう聞けない!
だって最初に聞いてしまったから!
でもこの楽しい時間がなくなるのはさみしい!
あーどうしましょう、どうしましょうー小町さんー!!”

と、いうことらしい。
彼女は困り眉になりながらも、
なんだかすごく楽しそうで、あーいいなぁと思ってしまった。
そしてその男羨ましいから本気じゃないなら
他の楽しくていい男に譲ってくれよと思った。



付き合う前に体の関係を持ったのは失敗だったのかとか、
あの時ラインをしなければよかったのかとか……

あとからあの時のあの選択…自身の分岐点を、
ネットや友人の成功体験をもとにどんなに省みたとしても
どんなにその瞬間に戻りたくても戻れないのです。
考えれば考えるほど、その時の気持ちに引き戻されてしまう。


結局、人と人の特に恋愛において、
経過の重要性ではなく全部結果論で、
あの時のあれが!?のような伏線回収なんて人生にはなくて、
女性よりも男性の言葉に意味なんてなくて(人によるが傾向として)

そんな持論だけを、ワインのつまみに伝えた。


「好きだった人と、そんな割り切って仕事できるんですか!?
小町さんみたいになりたい…すぐ連絡しちゃう……」
と彼女に言われたが、
全然溺れないようにあがいてるし、
もう少し体の力を抜かないと
溺れないように浮けないとは自分でも感じる。

でもまぁ、自分をそばにおいてくれなかった男ではあるけど、
仕事として自分にメリットがあるから一緒にやると判断したのは、
結局人として好きだからなんだろうなぁ。

良い友人・対人関係に恵まれる強運体質なので、
そこに対してはね自信があるんですよ。
私が好きになった人(恋愛関係をおいておいて)はね
いい人面白い人かなわない人しかいないんですよ。
一緒にいて楽しくて、自分にない視点をくれて、
会えない期間があって久しぶりに会えても、
時間を飛び越えられちゃうそんなすごい人ばかりなんです。

その一人になるかはわからんが、彼らにはその片鱗を感じるので
今はまだこちらがそばに置いておいてやっているのです


年下の子に話すのも、いいもんだな。
悩みでもなく、経験則・エピソードトーク。
感情も冷やかし程度に味付けしてみてさ。
ちょっと虚勢を張れるし、自分の中にそういう要素がなくはないってことよね?

みんな幸せになれればいいのに。
もちろん自分も含めで。

とりあえず、近場の年下の子の恋愛をなんとかしてやってくれ。
そこの40オーバーの男!!!
そんだけ一緒にいて楽しく過ごしているのに、
関係に名前がついたら何か変わるの?勝手に先のこと考えてんの?
とりあえず今この瞬間は何も変わらないんだからさ!
何躊躇してんだよ。濁してんだよ。
若い女の子の好意に甘えてんじゃねぇぞ!!!

ははっ、全然私は大人の女性にはまだほど遠いようです。



今日はちょっと激しめな気分で、
文章と乖離してるかもだけど、阿部真央が聴きたいんです。

まだいけます /  阿部真央


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